胎内市議会 > 2018-06-26 >
06月26日-02号

  • "意向調査等"(/)
ツイート シェア
  1. 胎内市議会 2018-06-26
    06月26日-02号


    取得元: 胎内市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-22
    平成30年  6月 定例会(第2回)       平成30年第2回胎内市議会定例会会議録(第2号)〇議事日程平成30年6月26日(火曜日) 午前10時開議第 1 議会運営委員長報告第 2 一般質問                                           〇本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                                           〇出席議員(18名)   1番   高  橋  政  実  君    2番   羽 田 野  孝  子  君   3番   森  本  将  司  君    4番   八  幡  元  弘  君   5番   佐  藤  陽  志  君    6番   渡  辺  秀  敏  君   7番   坂  上  清  一  君    8番   小  野  德  重  君   9番   渡  辺  栄  六  君   10番   天  木  義  人  君  11番   佐  藤  武  志  君   12番   榎  本  丈  雄  君  13番   薄  田     智  君   14番   渡  辺     俊  君  15番   桐  生  清 太 郎  君   16番   渡  辺  宏  行  君  17番   丸  山  孝  博  君   18番   森  田  幸  衛  君                                           〇欠席議員(なし)                                           〇説明のため出席した者     市     長   井  畑  明  彦  君     副  市  長   高  橋     晃  君     総 務 課 長   田  部  雅  之  君     総 合 政策課長   小  熊  龍  司  君     財 政 課 長   本  間  陽  一  君     税 務 課 長   高  橋  文  男  君     市 民 生活課長   須  貝     実  君     福 祉 介護課長   須  貝  正  則  君     こども支援課長   丹  後  幹  彦  君     健康づくり課長   木  村  律  子  君     農 林 水産課長   榎  本  富  夫  君     地 域 整備課長   田  中  良  幸  君     会 計 管 理 者   河  村  京  子  君     商 工 観光課長   南  波     明  君     上 下 水道課長   榎  本  武  司  君     黒 川 支 所 長   坂  上  敏  衛  君     教  育  長   小  谷  太 一 郎  君     学 校 教育課長   佐 久 間  伸  一  君     生 涯 学習課長   池  田     渉  君                                           〇事務局職員出席者     議 会 事務局長   佐  藤  一  孝     係     長   箙     明  美     主     任   今  井  孝  之               午前10時00分  開 議 ○議長(森田幸衛君) おはようございます。これより第2回定例会を再開いたします。  現在の出席議員は18名であり、定足数に達しているので、会議は成立いたしました。  直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 議会運営委員長報告 ○議長(森田幸衛君) 日程第1、一般質問の通告に伴い、議会運営委員会が開催されたので、その結果について、議会運営委員長に報告を求めます。  薄田委員長。               〔13番 薄田 智君登壇〕 ◆13番(薄田智君) おはようございます。これより議会運営委員長報告を行います。  去る6月15日午前10時から議会運営委員会を開催し、一般質問に対する取り扱いについて協議いたしました。今定例会の一般質問の通告者は10名であり、質問の順序は受け付け順とし、本日6名、あす27日4名といたしました。  以上が当委員会において一般質問の取り扱いについて協議した内容であります。  以上で議会運営委員長報告を終わります。 ○議長(森田幸衛君) 以上で議会運営委員長報告を終わります。  お諮りいたします。ただいまの報告に対する質疑は省略したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議ないので、報告に対する質疑は省略します。  お諮りします。一般質問の日程は、議会運営委員長報告のとおり受け付け順とし、本日6名、あす4名としたいが、これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議ないので、一般質問の日程は受け付け順とし、本日6名、あす4名と決定いたしました。 △日程第2 一般質問 ○議長(森田幸衛君) 日程第2、一般質問を行います。  今回通告を受けた数は10名であり、質問の順序は、1番に天木義人議員、2番に榎本丈雄議員、3番に八幡元弘議員、4番に森本将司議員、5番に佐藤陽志議員、6番に羽田野孝子議員、7番に渡辺栄六議員、8番に坂上清一議員、9番に丸山孝博議員、10番に佐藤武志議員、以上であります。  本日は、1番から6番までの6名の一般質問を行います。  それでは、天木義人議員の質問を許可します。  天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) おはようございます。議長に通告した3点についてお伺いいたします。  まず、第1に施政方針についてお伺いします。井畑市長が市長に就任してからもうすぐ9カ月になります。日々多忙な中にも順調に来ているのではないかと思っております。胎内市も大型物件、合併特例債事業も中条駅西口整備事業で終わり、辺地債事業へと転換しております。現在の財政状況は大変厳しい状況だと聞いております。人口が減少する中、胎内市の将来負担比率は160%を超えています。このような状況の中、井畑市長に多くの市民が期待を寄せております。2年目に向けて遺憾なく政策手腕を発揮してもらいたいと思っております。当初予算については、昨年度よりの流れもあり、市長の方針があまり反映されていないのではないかと思いましたが、これからは市長の選挙公約、施政方針に向けた政策に取り組んでいくものと思いますが、市長が選挙公約、施政方針で言っている市民協働、選択と集中、未来への投資を掲げているが、私の理解不足なのか、勉強が足りないのか、概念ではわかったような気がしても市民協働で何に向けて市民が行動を起こすのか、また選択と集中とあるが、今までの事業も必要であるから継続してきた事業であり、多少の無駄、効率の悪いところは直していかなければなりませんが、何を選択して、何を淘汰するのか、そしてどこに集中するのか、具体策は何か。  そこで、お伺いいたします。第1に、市民協働の取り組みに向けて、市職員の研修、市民の講演研修を行っているが、具体的にどのような事業に向けて市民協働を行うのか。また、座談会やタウンミーティングの開催は現在どのように進んでいるのか。  次に、施政方針に集中と選択、未来への投資とあるが、胎内市の将来像をどのように考えているのか、また優先課題、主要事業は何かお伺いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) おはようございます。ただいまの天木議員からの施政方針についてのご質問にお答えします。  初めに、1点目の具体的にどのような事業に向けて市民協働を行うのか、また座談会やタウンミーティングの開催は現在どのように進んでいるのかということについてでありますが、市民協働を行う事業につきましては、例えば防災や防犯はもとより、高齢化社会における地域の支え合い等はすぐに想起されるところでありますし、昨今は子供たちの健やかな成長のためのさまざまな協働も大切になってきています。加えて、地域の活性化のための各種の取り組みも有益でございましょう。いずれにいたしましても、何を協働して取り組むことが求められているのか、あるいは望ましいのかを話し合うことが座談会やタウンミーティングを開催する目的にほかならないことをご理解願いたいと思っております。  次に、座談会やタウンミーティングの開催状況についてでございますが、本定例会初日の市政報告で申し上げましたとおり、3月20日に開催した市民協働に係る勉強会を経て、先月18日の新栄町での座談会を皮切りに、これまでに4回開催してきたところであり、今後につきましては現時点で今月にもう一回、7月に2回、8月に1回、9月以降に2回の開催を予定しております。このように座談会と銘打って予定しているものがこのような状況でございますが、それ以外にももろもろの機会で、座談会というネーミングではないのですが、いろいろなところに出向いて市民の皆様方あるいは地区の役員の方々とはお話し合いをさせてきていただいているところでございます。そして、これらの開催につきましては、せんだってもお話し申し上げたところでございますが、希望される地域を募るべく、区長会議のほか市報でも周知を図っておりますが、全自治会、集落での開催を目指し、折に触れて開催の呼びかけを行ってまいりたいと考えております。それから、地域コミュニティーの問題が一番クローズアップされているわけでございますが、折に触れてNPOの方々、あるいは民間企業の方々等ともさまざまな意見交換ができればと自分なりに考えているところでございます。  続いて、2点目の胎内市の未来像をどのように考えているのか、また重点課題、主要事業は何かについてでありますが、胎内市の未来像につきましては、やはり第2次総合計画でお示ししておりますように、当市の豊かな自然や歴史、文化を次世代に引き継いでいく、市民一人一人が主人公として輝くことができるまち、人、物、情報が行き交う活力のあるまち、その実現こそが行き着く先であろうと思っております。議員の言われるように、しからば選択と集中はどのような考え方で捉えているのかということでございますが、ただいま全ての事業について一つ一つ各課ごとにヒアリングなどを行いながら、副市長を中心に精査を始めているところでございます。例えば1つ、2つ挙げるといたしますれば、高齢化社会であって本当に困っている方々の支援、そこに集中をし、敬老会その他のお祝い的なものについてはできるだけ割愛をする。それから、ここ数年間の間に指定管理その他でいろいろな施設について民間委託を行ってきているわけでございますが、そのありようについても根本的に再考すべき部分は再考し、経費の縮減等を図ることができるものがあれば縮減していきたいと考えているところでございます。そうしたことを踏まえつつ、重点課題を挙げるといたしますればまさに人口減少、少子高齢化を克服し、持続可能なまちづくりを行っていくことであろうと考えております。この課題につきましては、東京一極集中や社会保障費の増大など、当市だけで解決できるものではなく、国や県のより広域的な対策が求められていることも見過ごせません。そのことも考慮しつつ、当市としては胎内市が10年先、50年先、100年先も持続的に存続し、繁栄していくために、これまでもいろいろな場面でお伝え申し上げてきましたが、子育て支援や教育の充実など、5つの基本政策に沿ったさまざまな事業を展開し、諸課題に対応していくことで必要であろうと考えておりまして、とりわけそういったこれまでの継続事業のほかに新たな産業創生、その他の多くの期待を抱くことのできる洋上風力発電の導入や観光等による新しい交流人口の拡大の施策を鋭意取り組みながら、それに資する取り組みを拡充していくことが大切ではなかろうかと考えているところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) ありがとうございました。市民協働ですけれども、今現在胎内市で行っている市民協働というのはどういうふうな事業があって、また新たに市民協働、こういうことをやりたいとありましたら予算化をするのか、それとも住民に任せてボランティア的にやるのか、その辺の方針は決まっているのでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) お答えいたします。  実は、市民協働という一くくりの言葉の中に議員がご質問いただいたことが内容として含まれて多岐にわたっているわけでございますが、そもそも市民協働についてはごく限られた行政分野を除けば全ての分野において可能であると。そして、市民の方々が主体になるもの、行政が主体になるもの、あるいは連携して行うものとさまざまあるわけでございます。典型的なものとしては、例えば自治会、町内会でコミュニティーのためのさまざまな活動を行うに当たって、市から補助金等を支出すると、これも言ってみれば市民協働の一つの形態でございます。それから、市が主催するものについて、多くのボランティアの方々がいろいろと加わっていただいて盛り上げていただく、これも市民協働でございます。それから、市がいろんな団体やNPO、時には企業の方々と共催で事業を行うといったことはまさに両方から連携して行うという市民協働の一形態である。私どもが今さまざまな部分でそういったことが文化芸術のところで共催を行うとか、そういうこともございますし、ボランティアの方々が率先して加わってくださるということもございます。そういたしますと、まさに今までもやってきている市民協働のさまざまな形があるのですけれども、さらにこれからは少子高齢化の中で行政がカバーできる領域がかなり限られて狭まってくるであろうと。そうしたときに地域の皆様からご提案をいただいて、地域に限らず、先ほど申し上げましたNPOであったり、時には企業であったりすると思うのですけれども、さまざまな提案をいただきながら、なおかつお力、そしてお知恵を拝借しながら進めていく。それは、行政から一方的に決めるというよりは、まさに先ほども触れました話し合いの中で実はこんなことを提案してみたいというような声が広がってくることを大いに期待申し上げているところでございます。現にまだ始まったばかりではございますが、いろいろな自治会の方々から我々が参考にすべきありがたいアイデア、ご提案、ご意見などを頂戴しているところでございますので、それらを糧にして実現可能なもの、有益なものについて議員各位にもお諮りし、進めてまいりたいと思っているところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) さまざまな事業で市民協働はやられていると思うのですけれども、新たに今急いでやるのは何か意味があるのか。また、予算がつくと、予算があるときには市民が集まって、住民が集まって事業を行うのですけれども、予算が引いた後、それが跡形もなくなくなっていくのが、今までの全国の事業を見ているとそれが感じられるのです。上からこれをやってください、あれをやってくださいというと、そのときは行動を起こすかもしれませんけれども、長期間継続的にやるということはなかなか難しいと思うので、それはやはり市民の中からやらないといけないという気概が出てこないとなかなか長続きしないのではないかなと思っております。それで、なぜ市民協働を急いで今やるのか。やはりじっくり市民が理解をしていかないとなかなか先に進まないのではないか。格好はできたけれども、あと動かないではどうしようもありませんので、その辺もっと市民の理解が得られるような格好で持っていかないと、概念だけ市民協働はいいものですよと市民に説明しても市民がどこまでわかっているのか、何をすればいいのかということでいると思うので、その辺あまり急ぎ過ぎない、また予算の面でもこれからどうするか、財政もなかなか厳しいので、予算の面でもどうするかということを考えていかないといけないと思っております。  それと、胎内市の将来ですけれども、少子化問題、それとさまざまな魅力ある胎内市ということで市長から説明を受けましたけれども、若年層を増やしていかないと少子化対策はならないと思うのです。そこを増やしていくには具体策でどうするのか。ただ国・県と大きな問題で胎内市だけではできないのですけれども、胎内市でできることは何があるのか、その辺をもう一度考えてみる必要があると思うのです。福祉の胎内市にするのか、工業というか、工業団地の働く場所をつくる胎内市にするのか、その辺どちらを選択するか、どちらも両方でしょうけれども、その辺の市長の考えはどのようなものでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。
    ◎市長(井畑明彦君) 大きく分けて2点ご質問を頂戴したわけでございますけれども、まず1点目は市民協働について進めていくに当たっては急いではいけないのではないかと、じっくりと理解と機運醸成を図る必要があるのではないかと、ここについては全く異論がございません。したがって、先ほど来申し上げていますように、いろいろなところに出向いていって膝を交えてお話ししていく中で、お互いにお互いのことがわかる。お互いの考えているところを持ち寄りながら、いい方向ができれば1つでも2つでも事業化していくと。その背景にございますのは、先ほど来申し上げておりますけれども、そもそも少子高齢化の中で例えば福祉、全ての人たちに今までと同じ水準のサービスを行政だけで行えるのかというとそうはいかなくなってきている。だから、支え合いというようなことを推進していく必要が高いでしょうと。それから、防災などは胎内市だけではないのですけれども、象徴的にまさに阪神・淡路の大震災を契機にして公だけで、公助だけで防災の機能を果たせるか、そうではなくてみずからの命、地域の方々との協働、自助、共助を膨らませて充実させなければそれがかなわないといったようなことがございます。子育て等についてもまさに新潟市西区であったようなことが今あって、そういうことを行政も例えば学校教育課、それから各学校で先生方が一生懸命やっていただいているのですけれども、地域の方のお力もおかりしながら見守りをしていきましょうというようなことが未曽有の社会背景の中で求められてきている。だから、そういうことに関してお金もかかるのですけれども、一般的にはお金がかかるのですけれども、ここも先ほど申し上げましたが、市民の方々のお知恵やお力を拝借して、できるだけお金のかからないようなことを考えていかなければいけないというふうな基本理念でございますので、ご理解賜りたいと思います。  次に、活力を生みながら未来への視点についてどのような考え方を持っているのか。もちろん少子高齢化高齢福祉等が今ほど申し上げましたように、それから子供たちのこともそうでございます。私自身としては、さまざまある基本政策の中で未来への投資、それはすなわち子育て、教育が何より重要である。しかし、少子化対策というふうに考えた場合にはさらに進んで、ここは議員ご指摘のありましたように、雇用のために企業誘致であるとか、これまでの農業に新たにまた光を当てて農業が再生されていく、産業の活性化、そのほかに、ここは先ほど答弁で触れさせていただきましたような洋上風力というような新たな取り組み、これらをあわせて行っていく必要がある。それから、最後、人口減少ということについてどのような視点を持っているかと、これはいろいろと刹那的にといいましょうか、その場その場でというのはあるのですけれども、やはり長い目で見て種をまいていくような施策が必要ではないか。胎内市には、例えば開志国際高校といったところが開学して、いろんな地域から若い人たちが来てくれている。加えて、ことしの4月に食料農業大学が開学したと。これは、地域にとって今既に新たな光が芽生えつつありますし、将来に向かってずっと長い目で見たときに、これからそこに学んで卒業していく生徒たちが胎内市を第2のふるさとと考えてくれていくであろうという期待を大いに寄せるところでございます。いま一つ、先ほども触れました観光に関して言うならば、なかなかうまくいかない、難しい問題であるのですけれども、これを根本的にいろいろと仕組みを変えるべきを変えながら交流人口を拡大していく。そうした中で、これもいろんな場面で申し上げておりますけれども、一気に人口減少が、あるいは少子化は解消できなくても、将来的に交流人口の拡大、その他風土を培っていく中で光明が見えるのではないかと、そう考えながら取り組んでまいりたいと思っている次第でございます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) 市民協働ですけれども、前に私提案したのですけれども、地域支え合いとか自主防災ですか、そういうのを高齢者の活用ということで前に一般質問したことがあるのですけれども、防災に関してはやはり法的な障害があって、経験者であってもできないという答弁をもらったのですけれども、消防の経験者から聞いた話によると、それは法的にはちっとも差し支えなくできるという話をまた別なところから聞いたのですけれども、その辺高齢者、まだまだ元気な方はいっぱいいるので、支え合いとか防災とか経験あるので、技術もありますので、その辺の利用促進をお願いすればいいのではないかなと思っています。法的にはどうなのか、ちょっと私わかりませんけれども、防災に関してもそれはそれで訓練をやっていけばできるのではないか。日中若者はみんな仕事でいません。もし何かあったときには、そういう元気な高齢者を活用するのも一つの手ではないかと思っておりますし、それから支え合いということで地域で各集落でそういう団体をつくっていくのもこれからの市民協働になるのではないかなと思っております。今現在支え合いある集落は何集落ありますか。 ○議長(森田幸衛君) 福祉介護課長。 ◎福祉介護課長(須貝正則君) ただいまのご質問にお答えいたします。  地域支え合い体制づくりの事業につきましては、平成23年度から事業を開始いたしておりまして、昨年度は7つの集落から申請をいただいておりますが、これまで補助事業、それから各集落での自主的な取り組みを含めますと約20カ所程度そういった取り組みが行われております。内容にいたしますと、高齢者向けのサロン活動であったり、介護予防に資する通いの場、そして生活支援のサポート等といったような状況でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) 次に、インフラ整備と維持管理についてお伺いします。  戦後73年、高度成長以来四、五十年経過し、またその後も社会資本整備がなされた物件が現在では老朽化し、著しく劣化していると言われています。その補修、メンテナンスには長い時間と莫大な経費がかかります。現在では、生活環境整備が隅々まで行き届き、農道の至るところまで舗装され、生活が便利で快適に暮らしやすくなりました。しかし、まだ一部にはその恩恵にあずかっていないところがあります。市民の公平さから見ていかがなものかと思います。市民の生活は、安全安心が基本だと思っております。  そこで伺います。第1に、私道や赤道、道路幅不足等により住宅前の道路がまだ舗装されていないところは何カ所で、何世帯あるのか。現在は補助金で対応しているが、その他個人負担は軽減できないか。  第2に、ことしは大雪であり、毎日の除雪により消雪パイプの稼働が追いつかないところや故障しているところが数カ所見られた。新設を含め、メンテナンス、整備計画は。  第3に、道路幅が狭いために車がすれ違うたびに側溝のふたががたがたとすごい音がする。特に夜間においては音が響く。対策と老朽化による取りかえ計画は。  第4に、平木田駅前の駐輪場にする目的で購入した土地は現在放置されているが、今後の計画は。また、地元区からの要望はあるのか。  第5に、二葉町防災公園の残り半分の土地の活用方法は。  第6に、市有財産において活用されていない土地、建物はどのくらいあるのか。また、特定空き家に指定されるものはあるのか。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまのインフラ整備と維持管理についてのご質問にお答えします。  初めに、1点目の私道や赤道、道路幅不足等により住宅前の道路が舗装されていない箇所についてでありますが、市ではこのような箇所の数及び世帯数についてこれまで調査をし、その詳細を把握しているわけではございません。また、議員の言われるとおり、私道整備に係る補助制度はございますが、これは個人に対して交付するものではなく、その道路の公益性に鑑み、その地区の区長に対してというか、区に対して交付をするものでございまして、今後も公益性を重視した中で現行制度による補助をまずは継続してまいりたいと考えているところでございますので、ご理解をお願いいたします。区といったところが全ての区民、住民にかかわるのか、あるいはある部分なのかといった事柄につきましては一考を要する部分があるかもしれませんので、そのあたりも一切これから現行制度以外のことを考えないということではなくて、柔軟に考えるべき部分があれば考えさせていただこうと思います。  次に、2点目の毎日の除雪により消雪パイプの稼働が追いつかないところや故障しているところのメンテナンス、整備計画についてでありますが、井戸、パイプ、ノズルなどの消雪施設の老朽化や水量低下に伴い、議員ご指摘のように水が出ない、あるいは出にくいといった状況があり、今冬において市民の皆様には大変ご不便をおかけしたところであります。市では、毎年消雪施設のメンテナンスを行い、十分に機能していない箇所等も把握して、改善に努めておりますが、水量不足によりその解消がなかなかなされていない状態のものもありますので、一部の地域においては市と地区で話し合いを持ちながら、次の冬からは消雪パイプから機械除雪に変更することとして進めているところも中にはございます。消雪パイプ設置に対する地区の要望は多い現状ではございますが、厳しい財政状況等に鑑み、今後は新設について機械除雪が困難な狭い道や除排雪ができない箇所などを基本として新設を行うこととし、既設のものについてはメンテナンスを着実に行いながら、その中でも機械除雪へシフトできる箇所については地区の合意を得てシフトしてまいりたいと考えているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。  次に、3点目の側溝のふたのがたつきに係る対策と取りかえ計画についてでありますが、対策といたしましては区長や市民の皆様からの通報や市の道路パトロールにより、状況の把握、確認を行い、危険性を見定めて補修や取りかえ等を行うとともに、がたつき音が発生している箇所については、簡易的な作業ではありますが、音を吸収させるためのゴム等をかませるなどして速やかに対応を図ってきております。また、老朽化した側溝が多いこともあり、毎年地区からの要望がありますことから、早急に改善が必要な箇所から順に計画的に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  次に、4点目の平木田駅前の駐輪場用地の今後の計画についてでありますが、この土地につきましては今後の駐輪場の需要に鑑み、再検討が必要と考えており、現在の駐輪場の利用状況をさらに分析し、その必要性について判断してまいりたいと思っております。また、通行の安全性をより高めるため、道路の拡幅や歩道の整備などについても関係機関や自治会、集落等と協議してまいりたいと考えております。なお、地元区からの要望につきましては、交差点の改良や歩道の設置に関し要望をいただいているところでございますので、さらに意向確認や協議等も行ってまいりたいと思います。  次に、5点目の二葉町防災公園脇の残り半分の土地の活用方法についてでありますが、この土地につきましては平成25年に市営住宅を取り壊す際に地域住民と跡地の利用について協議を行っており、住宅用地として欲しい旨の要望をいただいております。現在この要望に対応すべく、土地の測量、分筆、合筆登記及びその土地の鑑定評価が終了しておりまして、今後払い下げを行ってまいる予定としております。  次に、6点目の市有財産について、活用されていない土地、建物についてでありますが、平成29年度末時点における市有財産の状況で申し上げますと、土地については約554万平方メートルのうち約27万平方メートルが未利用で、割合としては5%程度、建物につきましては770棟のうち44棟が未利用で6%程度となっており、そのほとんどは利用価値の低い物件が多く、売却に至らない現状となっております。また、建物に関して、その中で特定空き家に指定されるものはあるかについてでありますが、法令上は市が所有または管理する財産は特定空き家から法律上は除かれているといったところが制度設計としてそのようになされているところでございます。しかし、地域の皆様の生活環境の保全を阻害するような特定空き家に相当する程度のものが市有施設の中にあってはいけませんので、ごく一部の老朽化の著しいものは中にございますことを踏まえ、必要に応じて解体するなど、適切にかつ迅速な管理に努めてまいりたいと考えているところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) 第1点目ですけれども、赤道や道路幅の狭いところ、そこに住宅が建っているわけですけれども、まだ舗装されていない。そういうところは、路線価として固定資産税は安いのでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 税務課長。 ◎税務課長(高橋文男君) お答えさせていただきます。  その部分につきましては、通常の宅地よりかは安くなっています。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) ほかのところよりは安くなって、それは土地に関してですか、建物もそうですか。 ○議長(森田幸衛君) 税務課長。 ◎税務課長(高橋文男君) 土地に関してなっております。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) わかりました。公平さからいって、皆さん胎内市に住んでいるわけなので、赤道であれ何であれ、うちの前ぐらいは舗装してもらうのが当然だと思っております。今現在農道でもめったに使わない農道でも舗装しているのに、なぜ住宅前が舗装されていないのか。ちょっと4メーターあれば整地の道路になるのですけれども、3メーターしかない、だけど車は自由に通れる、そういうところは数多くありますし、行きどまりで市道にならないところ、私道になっているところもありますけれども、そういうところをなぜか私道だからということで、行きどまりだからということで疎外されている部分もありますけれども、ある意味それは生活向上もありますので、また風が吹くとほこりが舞ったりして、大変住人が困っております。また、除雪に関しても砂利がおっつけられたりして困っておりますので、農道を舗装してなぜ住宅前の舗装ができないかということで皆さん不思議がっておりますので、その辺これから検討してもらって、あそこの農道を舗装するのだったらうちの前をなぜ舗装できないかということが矛盾点がありますので、その辺これから検討してもらいたいと思います。  それと、平木田駅前の駐輪場ですけれども、駐輪場の現在様子を見て検討するとありましたけれども、反対側に駐輪場があるのです、小屋が2つほど。あそこはまだだいぶ余裕が、高校生がいなくなったので、だいぶ余裕がありますので、駐輪場そのものは必要ないと思うので、あの土地を有効利用していかないといけないのではないかなと思っております。ことし2回ほど草刈りやって、迷惑かからないようにしておりますけれども、あのまま何年もしておかないで、早急に地元と協議をして歩道をつくるなり、あとまたあそこは混みますので、ちょっと道路幅を広くするなり、やってもらえればいいかなと私の考えであります。  それと、ふたば保育園のところの脇の空地、あれを分筆して譲渡するとありますけれども、それは一般に一括譲渡するのでしょうか、それとも市で分譲とか何かをする計画があるのでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(田中良幸君) 二葉町の払い下げ予定の土地でありますが、市で分譲する予定はございません。一括して払い下げを、住宅用地として払い下げていただくような形で行いたいと計画しております。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) あそこ、どのぐらい、何世帯ぐらい分譲ができるかわからないですけれども、やはりあそこは市で分譲して、定住促進につなげていくべきだと思っております。それにはさまざまな条件をつけて、子育て世代とか胎内市に勤務する人とか、条件をつけて市で安く分譲して定住を図っていくのがいいのではないかなと思っております。一括で企業に分譲するのは簡単でいいですけれども、それが本当に胎内市のためになるのかならないのかよく考えて、そうすると市で分譲して3年以内に建てなさいとか、さまざまな条件をつけられると思うので、そのような方法がいいと思うのですけれども、市長はどう思いますか。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) お答えします。  今の払い下げに限らず、総じてということになろうかと思うのですけれども、どこかにお願いをしました、その先はわかりませんということになると、それは議員の言われるとおりよろしくないので、最終的に市で分譲するか、あるいは民間にお任せするか、民間にお任せするとしてもどういった計画でどういった分譲を行っていく見込み、方向づけなのか、それは十分協議した上でないと、どこかの業者さんがいましたから、ではお願いします、あとはお任せで市は関与しませんということではいけなかろうと思いますので、せっかくある土地が有効に活用され、おっしゃるように定住促進にも資するような、そういった選択肢をしっかりと選んでまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) 項目いっぱいあって飛び飛びで申しわけないのですけれども、土地、建物の活用ですけれども、今の土地も含めて、建物も含めてまだ活用できるところ、市長は売却できるところはないとおっしゃっていましたけれども、前も聞いたときそのように前市長が言っていましたけれども、売却できるような格好にして売却するなり、整理するなり、やはり建物もだいぶ老朽化しているのもありますので、その辺は撤去するなりしていかないと住民の生活環境は改善していかないと思うのです。特に村松浜小学校解体計画入っていますけれども、ああいうような状態になる前に何とか手を打っていかないとこれからなかなか大変だと思いますので、その辺も含めて土地活用に関しては、各課で管理しているといいますけれども、ただ管理するだけではなくて、現状がどうなっているか把握していかないといけないのではないかなと思うので、ただ管理している、管理しているといいますけれども、管理してどうなっているのか、私の近くに大出小学校の福祉施設建っていますけれども、まだ半分ぐらいは利用されていない。だけれども、売却できるかできないか、宅地になるかならないか、その辺も検討すれば、細かいところですけれども、あると思うのです。その辺は、また検討してもらいたいと思います。  それでは、次に移らせてもらいます。次に、観光施設問題についてお伺いします。市は、観光振興をまちづくりの重要な柱と考えて、さまざまな政策を行ってきました。着地型観光、体験型プラン、観光ボランティアガイドの育成等でありますが、いま一歩盛り上がりに欠けていると思います。胎内市には観光活性化検討委員会が2つあります。胎内リゾート活性化検討委員会と樽ケ橋エリア活性化検討委員会があります。また、その他胎内市観光協会があります。今までどのように観光振興をリードし、機能を果たしてきたのか。平成28年の施政方針に胎内リゾート及び樽ケ橋エリアの活性化に取り組むとあります。また、第2次胎内市リゾート活性化マスタープラン及び第2次胎内市リゾート活性化アクションプランに基づき、各種事業に取り組んでいくとありますが、その第2次計画も昨年度で終了しました。この5年間の成果と新しい事業は何か、検証は行ったのか、以上を含めてお伺いいたします。  第1に、今年度樽ケ橋遊園に屋根つき休憩所が建設され、また来年以降、31年から33年の3年間において南側エリア、動物エリアの整備計画がなされている。ことしを含め、30年から32年の3年間において総額6億4,684万円、辺地債活用とある。樽ケ橋エリア活性化検討委員会で検討したと思われるが、市民などの意見収集は行われたのか。  第2に、第2次樽ケ橋エリア活性化基本計画・実施計画において樽ケ橋観光交流センター脇の売店、休憩所の建設計画がないが、現在の仮店舗をあと何年間使用するつもりか。  第3に、株式会社胎内リゾートの平成29年度決算が前年度と比べて大きく減少したと報告があり、収支改善を提案し、株主と協議を重ねるとあるが、市は株式会社胎内リゾートの株数の60%を取得している。改善に向けて広く市民、議会等の意見を求めては。また、今後早急に改善が見込めないのであれば特別委員会を設置して検討しては。  第4に、29年度決算で売り上げ、利益とも大きく減少したとあるが、集客、増収、増益のためにどのような改善、改革を行ったのか。  以上、お伺いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの観光施設計画についてのご質問にお答えいたします。  初めに、1点目の樽ケ橋遊園の整備計画に関し、市民等の意見収集は行われたのかということについてでありますが、当園の整備工事に係る基本設計に着手する前の平成28年度に市民のみならず、市外の方も含め、広く意見をお聞きすべく、3カ月間来園された方に対するアンケート調査を実施いたしております。このアンケート調査では、施設料金や園内整備状況に関することなどについてご回答をいただいたほか、実際に来園してお気づきになられたこと、その他についてご意見やご要望も含め頂戴いたしております。その後それらのアンケート結果を踏まえながら、当エリアの活性化の方向について市民や関係機関から構成される樽ケ橋エリア活性化検討委員会の中で協議の上、現在の整備計画の方向づけを行い、昨年度に基本設計を実施し、その内容を4月の全員協議会で議員の皆様方にもお示しをさせていただいてきたという経緯でございます。今後も当園がより多くの方に親しまれる施設となるよう、市民や関係機関と連携を図りながら、来園者のニーズに沿った取り組みを進めてまいりたいと考えております。  次に、2点目の樽ケ橋交流センター脇の売店について、あと何年使用するつもりなのかということでございますが、ご指摘の売店につきましては簡易な建物ではありますが、仮設ではなく、現在のところその移設や新設について特段考えているわけではございません。しかしながら、樽ケ橋エリアの活性化を図るため、限られたスペースではありますが、お客様のニーズに沿った営業体制を整え、多くの方々にご不便なくご利用いただける方法を考えたいと思っているところでございます。  次に、3点目の株式会社胎内リゾートの収支改善に向けて、広く市民、議会等の意見を求めること、また早急に改善が見込めないのであれば特別委員会等を設置して検討することについてでございますが、そもそも同社の経営につきましてはこれまでも順調であったとは言いがたく、平成29年度は奥胎内に通じる県道の崩落等の特別な事情が加わり、さらに悪化したという実情であることをまずもって述べさせていただきたいと思います。議員の言われる改善に向けて広く意見を求めること、あるいは特別委員会を設置して検討を行うことにつきましては、これまでも改善に結びつくような具体的な提案について議員や市民の皆様からの意見に限らず、傾聴すべきは傾聴し、検討を深めるべき事項については検討を深めてまいりました。それらの経緯も踏まえ、これからも同様にしてまいりたいと思っております。  次に、4点目の集客のためにどのような改善、改革を行ったのかということについてでありますが、平成29年度の取り組みの主なものでは、ロイヤル胎内パークホテルの関連でかねてからお客様からの要望があった授乳室を設置したこと、米粉のまちならではのグルテンフリー宿泊プランなど、お客様の嗜好に沿った商品開発にも努めてきたことなどが挙げられます。また、奥胎内ヒュッテの関連では、ホームページを充実させて情報発信を強化したことや、ホテルとの連泊プランなどの新たな商品開発を進めたことなどが挙げられます。このように同社においては地道に改善を続けているわけではありますが、収益の改善につきましては平成29年度を受けてというよりも、先ほども申し上げましたこれまでの10年間に鑑みて、これから先どうするかが大切であろうと考えております。そのため、お客様の満足度を高めていくことが必須であることは無論でございますが、同時に根本的に経営の視点をしっかりと持ちながら損益分岐点はどのあたりになるのかをしっかりと捉え、それを踏まえた中でしかるべき料金設定を柔軟に行っていくこと、さまざまな宿泊プランを設けながら、細かな事柄かもしれませんが、客室も禁煙ルームの割合を大幅に高め、改善しなければならない点等、るるあるわけでございますので、それらをしっかりと改善して、魅力ある施設ということにとどまらず、しっかりと、リーズナブルでなければなりませんけれども、もうかっていく施設、そうであるように方向づけを行っていきたいと考えているところでございます。そのこととの関連でございますが、先般は臨時の株主総会を開催し、今ほど申し上げました事柄を速やかに現実のものとすべく、私からも強く要請し、経験豊富な信頼感のある方を常務取締役としてお招きし、当市の副市長も取締役として加わってもらうこととして全会一致で議決をいただきましたことをあわせて報告申し上げます。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) 樽ケ橋遊園ですけれども、アンケートを行ったとありますけれども、アンケートの主な内容は、多かったのはどういう内容でしたか。 ○議長(森田幸衛君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(南波明君) アンケートの結果でございますが、施設が古くなってございますので、トイレだとか、そういったところをきれいにしていただきたいとか、そういったものが複数回答ございました。あと、料金のこともお聞きしておりますけれども、そういった内容でございます。あと、遊具が欲しいとか、そういった回答が複数ございました。  以上であります。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) 大型遊具とか、また屋根つき休憩所とかできますけれども、ハード面はだいぶ整備されるのですけれども、県下で唯一の動物園ということで動物の充実はどのように考えているのか、それと衛生面で前から言っているのですけれども、衛生面で大変よくないところが数多くあると、今トイレとは言いましたけれども、そのほかにもよくないところがあるという話は前、これもやったこともあります。やはり若い奥さんが子供を連れていくのですけれども、あそこをさわってはいかん、ここをさわってはいかんということで、その辺の日々のメンテナンスをどうするのか。外周のフェンスの張りかえ出ておりますけれども、外だけではなくて、中のほうもそういうところが見られますので、その対策は早急にとってもらいたいのですけれども、どのようなお考えでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(南波明君) 衛生面につきましては、正直言って施設の人が足りないというところも正直ございますが、今ゆるゆる協力隊さんなどにさまざまなところを手伝っていただいて、環境の改善と申しますか、そういったところもやっていただいてございます。それは今後もやっていきたいと、お願いしたいというふうに考えてございます。あと、動物につきましては、今のところ新しい動物を入れるという計画はございませんけれども、施設の改修、平成32年度終了予定でございますが、そこに合わせてもう少し考えていきたいとは考えてございます。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) 次に、売店ですけれども、市長の答弁ではあれは仮設ではなくて本物の建物だとおっしゃって、つけた当時は仮設と聞いておりましたけれども、仮設からくら上げして永住建物になったのかと思っておりますけれども、平成28年の3月の私の一般質問で市長が道の駅と道路のくぼみですか、深いところ、そこを埋め立てて、そこに、修復したところにその土地の活用を考えていきたいということで県と協議をするという答弁があったのですけれども、県との協議はやっているのでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) お答えいたします。  確かにこれまでの市としての答弁の中で、下におりていったらそのスペースがそれなりに見込まれるということはあったのですけれども、構造上の問題と、それからかかる経費の問題、それが非常に大きかったので、現実的な協議をして、ではどうしましょうかというのはなかなか進めていくには課題、困難があり過ぎて現実的でもないという、そういった結論に至っているというところでございます。いま一つ構造上の問題と経費というふうに申し上げましたが、やはりそこを何とか無理してでも駐車場というよりは歩いておりていっていただいて、川辺の近くを散策していただくという非常に魅力的な場所でもありますので、そちらに駐車場をということは今後のありようとして望ましいものではなかろうかというふうに捉えているところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) あのところは、構造上の問題、それは棚に置いて、あのところくぼんでいて、そこを土どめをして埋め立てて、駐車場でなくて、新たな活用を考えるということで、売店にするのか、駐車場にするのか、それはわかりませんけれども、それを県と協議するということを明言されたわけです、ここで。それが県と一回も交渉しないで、言ったことをほごにするということはどのようなものかなと思っております。やはり検討したら検討したなりの答弁が欲しい、検討したけれども、やはり無理だったとか、県と協議しているけれども、県のほうと何か折り合いがつかないとかいうのならまだわかりますけれども、何も交渉しないで言いわけであそこは構造上の問題があると。構造上の問題は、日本の土木技術としては私はないと思っておりますので、その辺明確な答えをもらっておきたいと思いました。  それと、胎内リゾートの第2次計画ありましたけれども、あんな立派な冊子を、あれは誰がつくったのでしょうか。職員がつくったのか、または委託に出してつくったのか。お聞かせください。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) ちょっと2点といいましょうか、1点目について、リーフレットをどこがつくったかについては担当課長から答弁をさせていただきます。  構造上のものにつきましては、私の捉えているところが必ずしも事実と一致していないといけませんので、果たして県に確認したところ、やはり構造上にもいろいろ問題があって、現実は難しいという市の判断だったのか、もし議員が言われるように、一度も協議や打ち合わせ等もしていないということであるなら、それでそういう方向づけであるならば、おっしゃることはごもっともな部分がありますので、一度もやっていないのであれば事実確認をして、それは速やかに確認をする、協議をするというふうなことにさせていただこうと思います。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(南波明君) リゾートのマスタープランにつきましては委託をしてございまして、アクションプランにつきましては職員がつくってございます。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) マスタープランもアクションプランもいいですけれども、立派なことは書かれてあるのですけれども、どこまで実現したのかなというのが疑問に残るわけです。昨年も一昨年より1,300万円ぐらいロイヤルホテルだけで減収しているわけです。また、ことしも決算書が届いていないのでわかりませんけれども、ロイヤルホテルでことしも昨年より減収しているのでしょうか。この前、株主総会終わったと思うので。その辺聞かせてください。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) お答えいたします。  減収そのものにつきましては、これまで何度か答弁させていただいた中でも触れておりますけれども、28年度と29年度の比較ということになりますが、29年度は県道の崩落等があって、これまで以上に非常に減収が大きかったと、率直にそういったところでございました。改善を図っていかなければいけない。それがゆえに、先ほど29年度の、それは自然災害由来の部分もあったわけでございますが、根本的な構造的な改善が必要である。それは、何がではポイントになっているのか、大きな要因になっているのか、その分析をしっかりと行っていこうと。既に昨年秋から冬にかけて、そして新たな年度を迎えてもなかなかリゾート側で自己完結できない分析、解決の手法が見受けられましたので、私どもとして積極的にかかわりながら、まずはどういうふうにしたらお客様に来ていただいて、なおかつお客様が納得する料金設定やプランはどのようなものなのかをしっかりと示していこうと。今まで簡単に言いますと一律的な料金設定であったことが否めないと、内容によってはいわゆる一般的なものと、それからいい品質で料金を高くしてもお客様に受け入れてもらえるもの、それはしっかりあるはずだと、それをまず具体的に一番わかりやすい例として考えているところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) 第1に、新しく経営者が来るとおっしゃっていましたけれども、その前の経営体制はどうなっているのでしょうか。社長以下、支配人いると思うのですが、実際に経営をやっているのは誰なのでしょうか。株主なのでしょうか、それとも社長なのでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 今までの流れからいいますと、当然社長が経営に参画すると、それから総支配人が現場と経営をかけ持ちするといったような部分が率直にあったと、それは否めないところでございまして、一般的に経営をちゃんとマネジメントしていく人と、それから現場を仕切っていく人というのはよほどスーパーマンでもない限りそもそも無理があったわけでございます。そこにメスを入れようということでございます。ご理解賜りたいと思います。 ○議長(森田幸衛君) 天木議員。               〔10番 天木義人君質問席〕 ◆10番(天木義人君) 社長は、会社のトップのセールスマンだと思っております。役員報酬をもらっていると思うんです。あれは給料ではありませんので、24時間仕事をしなくてはいけませんし、もうかっている会社だったら会社に顔を出さなくてもできると思うのですけれども、社長がトップセールスをやって会社を立て直す、または会社の改善を図っていく、指導していくというのが普通の会社だと思っております。それが会社にいないということになると誰が経営の責任者だかわからない、所在がわからない、このような状態になっているのになぜ社長がいないのか、また不思議な会社でありますので、その辺改善をお願いして、時間が参りましたので、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(森田幸衛君) 以上で天木義人議員の質問を終わります。 ○議長(森田幸衛君) 次に、榎本丈雄議員の質問を許可します。  榎本議員。               〔12番 榎本丈雄君質問席〕 ◆12番(榎本丈雄君) それでは、議長に通告してある3点ばかり質問させていただきます。  第1点目でございます。中山間地農業と兼業農家継続策について。戦後73年続いた農業がここに来て崩壊の一途をたどっている。特に中山間地や兼業農家にとっては深刻な問題。日本の農地は7割が中山間地、本県の農家は8割が兼業で、平均耕地面積が2ヘクタール台にとどまっています。一家を養うために年600万円を稼ぐには、現在の米価水準だと水田10ヘクタールの経営が必要ではないかということであります。米どころにもかかわらず、稲作で食べていけない現実があるのであります。政府は、コスト軽減とささやくことが当たり前のように、どこをどのように軽減すればよいのか、具体案はあるのか。言うのは簡単。諸外国並みの補償金を出すべきだ。これは、これ以上米価が下落すると大変なことが起きる。先般の市民と議員の意見交換会でも黒川地区大農経営者からこれ以上農地を受けられない、限界だ、中山間地はこの先どうなるのですか、後継者が、この言葉はさすがに私も声が出ませんでした。  そこで質問です。第1点、農家の所得向上に向けた対策は急務だと思うが、平地に比べて営農条件が不利な山間地への対応も緊急の課題だ。市、県、国の補助金を他産業並みの所得を確保し、補助金の要らない経営ができるまでとする、今現在はなっていないが、できないか考えを伺います。  2点目でございます。県内24地域農協が再編に、県農協中央会が動き出しました。11月までに13未満までに県農協を絞り込む合併構想を策定するとしています。2009年度、全国のJA総組合員に占める非農家の割合が初めて5割を超え、16年度には本県JAでも非農家が農家を上回っております。生産調整廃止決定後の初めての作付を迎えました。主食米消費は毎年8万トンペースで減っており、減反廃止は米余りを招くとの懸念も根強いのであります。農家の不安解消のためにも、JA中央会には組織、営農、事業全ての強化に結びつくような合併構想を期待するが、市長はどのような考えをお持ちかお伺いします。  3点目でございます。胎内市における兼業農家数と専業農家数、それに農業経営体数は1経営当たり経営耕地面積はどのぐらいか。一番重大なのは、耕作放棄地の面積は年々増加していると思うが、田畑の状況はどのようになっているのか。中間管理機構の対応はどうなっているのかお伺いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの榎本議員からの中山間地農業と兼業農家継続策についてのご質問にお答えします。  初めに、1点目の小規模農家でも市、県、国の補助金を活用することで他産業並みの所得が得られるような政策を検討、要望できないかについてでございますが、議員の言われるようにとりわけ中山間地域は平場に比べ耕作条件が不利であり、小規模農家が多くなっております。そこで、政策の検討要望というお話をいただきましたが、市といたしましてはまずは既存の中山間地域等直接支払制度や中山間所得向上支援事業を始めとする中山間地域を対象とした国、県等の各種事業を有効に活用しつつ、同時に補助金のみに頼るのではなく、中山間地域の維持、発展が図られる営農体制の構築及び地域資源を生かした付加価値の高い農産物の生産を模索していく中で何とか将来に向けての新たな可能性を見出せるのではないかと考えております。議員の言われるように、そうした取り組みがなかなか自力でなし遂げることは難しかろうと思っておりますので、市単独というわけにはいかないかもしれませんが、何らかのこれから農業を継続していく動機づけになるような支援策があれば考えてまいりたいし、要望もしてまいりたいと思っているところでございます。  次に、2点目の県内農協の再編計画についての市長としての考え方ということについてでございますが、農協の再編計画は新聞報道等で承知しているところでありまして、11月に開かれるJA県大会までに一定の結論が出されるものと認識しております。その結論は現状維持なのか、大規模な、あるいは規模のさほど大きくない小規模の合併なのかは定かでございませんが、大切なことはその再編が地域の農家、農業にとって有益で持続的な農業の振興に寄与するものであるか否かであろうと思っております。その点におきましては、議員のお考えになられているところと全く異なりません。そのようなことを基本として、市長として要望等をする機会があれば動静を注視しつつ、必要な行動をとっていくことが求められるようであればしっかりとそういった行動をとってまいりたいと考えているところでございます。  次に、3点目の胎内市において耕作放棄地は増えているのか、またこれに対する当市と中間管理機構の対応についてということでありますが、当市の耕作放棄地は農業従事者の高齢化、農業後継者の減少、鳥獣による農作物被害などの要因により増加傾向となっております。このことから、市では農業委員会が毎年行っている農地パトロール、農地利用意向調査等の結果を踏まえ、中間管理機構とも連携しながら農地の利用促進を図るとともに、耕作放棄地再生利用緊急対策交付金の活用を推進することなどにより、耕作放棄地の解消を図っているところでございます。今後も耕作放棄地の増加が懸念されることから、農業委員会や中間管理機構、各関係機関との連携を図りつつ、耕作放棄地の発生防止及び解消に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。いずれにいたしましても、なぜ耕作放棄地が増えてきているのか、それは申すまでもなく、現在の農業が経営としてなかなか成り立たず、後継者がいないということが一番大きな理由にほかならないわけでございますので、こういった水際の対策を行うことと同時に根本的な農業振興、持続的な農業の推進が図られるようなさまざまな手だてを講じなければならないと認識している次第でございます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 榎本議員。               〔12番 榎本丈雄君質問席〕 ◆12番(榎本丈雄君) 3点目でございますが、中間管理機構の件ですけれども、本来ならば農業委員会でやっていたのを今度各地区で2名ずつ推進委員を設けておられますね。それで、一昨日農業新聞によると、阿賀野市の青木推進委員さんは調査対象は30アール以上を耕作する農業者2,590世帯にアンケート調査をして、現在の経営状況、それから今後の経営見込み、それに加えて農業後継者がいるかいないか、そういったアンケート調査をした結果、現在経営状況は自作が、自分の田んぼは自分でやるというのは67%、それから機械作業を全部委託するというのが1割、10%、機械作業を一部委託というのが8%でありました。今後の経営見込みとしては、やはり将来的には廃止とか規模を縮小するというのが10%程度で少ないような見込みでしたけれども、当胎内市ではこういう調査をやった、私の、今農業五十何年もやっていますけれども、記憶にございませんけれども、最近こういう調査やられましたか。ことしから推進委員が8名新たに設けられたわけですけれども、この方々が重点的にそういった遊休農地とか、この間も私農林課長さんにひまわりの畑貸しているのを何とか誰かに借りてもらいたい、ひまわりさんはことしから畑を耕作しないというようなことでお願いしたのですけれども、その後どうしましたかとその方々に聞いたら、まあいいわね、もう中間管理機構に頼んでもだめだからいいわねなんていうような話だから、やはりやる気ある農業者でも即相談に乗って、だめならだめだというような回答を出していただかないと、せっかくやる気になっていてもなかなかやる気を起こさない、後継者が年寄りばかりになっていくようなあれですから、若い人と集落歩いて、今度推進委員の方々も集落を歩いて、現況、各集落どうなっているか、今後どうすべきか、そういう相談を持つべきだと思いますけれども、いかがですか。 ○議長(森田幸衛君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(榎本富夫君) 今ほど各農家にアンケートをとっているかということでございますけれども、ことしから新しい体制になりまして、農業委員会14名、推進委員が8名ということで体制をつくっております。今後7月から農地パトロール等が入るのですけれども、そこで現状を確認というところは行いますけれども、アンケート調査を今やるというところまでには至っておりません。これまでもそのような、先ほど榎本議員さんが言われるようなアンケートにつきましては行っているところではございません。なお、前回の一般質問でもありました、今後後継者、5年、10年、20年後の後継者はどうだというものにつきましては、夏に人・農地プランにつきまして各組織に見直しを図っていただく際に、そこは今後の後継者のところではアンケートをするということにしておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 榎本議員。               〔12番 榎本丈雄君質問席〕 ◆12番(榎本丈雄君) それでは、兼業農家数と専業農家数、どのぐらい胎内市はなっているか、それから耕作放棄地、田はどのくらい、畑地はどのくらいあるか、あと新潟県の平均は2ヘクタールなのですけれども、1経営体当たりの経営耕地はどのぐらいになっておりますか。 ○議長(森田幸衛君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(榎本富夫君) お答えをさせていただきます。  胎内市におきます専業農家数、2015年のセンサスになりますが、237戸でございます。兼業農家数につきましては1,012戸、また総面積に係る1経営体当たりの耕地面積は3.1ヘクタールとなってございます。また、耕作放棄地の状況でございますが、A分類というのは耕作、ちょっと直せば可能な農地、またBは林化してできない農地ということで分類をされておりますけれども、合計で水田の田んぼのほうが5.6ヘクタール、畑のほうが67.7ヘクタールとなっております。  以上でございます。 ○議長(森田幸衛君) 榎本議員。               〔12番 榎本丈雄君質問席〕 ◆12番(榎本丈雄君) それで、私聞いてみますと年々やってもらえない、それでこの間の住民と議員との意見交換会でもそんなことが聞かれたのですけれども、我々今やっているので限界だと、中山間地のほうのやれない方々はどういうふうな形に持っていくのかというようなことも聞かれましたし、あそこへ出席した、9名ばかり議員さんもおったわけですけれども、国から移管されて中間管理機構がこういうふうにして、また新たに国から責任逃れみたいな形で推進委員を設けたわけですけれども、これからのこういった中山間地の各集落、どういうふうに推進委員を始め、中間管理機構は耕作放棄地とか、そういった面、増えないようにどういうふうな形で取りまとめていくお考えですか。 ○議長(森田幸衛君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(榎本富夫君) お答えをさせていただきます。  中間管理機構そのもの自体なのですけれども、これも前回お答えをしましたが、荒廃している農地について受け手がいない農地は中間管理機構は借りないという状況にございます。それでも、農地は農地で残るわけですけれども、農業委員さん、また推進委員さん、地区担当がおりますので、新体制になって言っているのですけれども、ぜひ地区に入って農家と話をしていただきたいと。それで、受け手がどれくらい、出し手がどれくらいというものを随時把握していきたいということで農業委員会の中では話し合いをさせていただいております。  以上でございます。 ○議長(森田幸衛君) 榎本議員。               〔12番 榎本丈雄君質問席〕 ◆12番(榎本丈雄君) 今ほど中間管理機構の話は地域に行って指導を申し上げるというようなお話を聞きましたのですけれども、私は一番農業をやって心配しているのは、この先農協がどうなるかというような形で、私も農協の部長さんにそういった合併の話は出ているのですかと言ったら、そういう話はありますというような話を鈴木部長さんに聞いております。そこで、新聞にも載っていますけれども、政府の方針でやむを得なく押し込まれたような感じで、最終的には新潟県全体で6農協に持っていくような政府の方針なので、今13農協未満というような形を県中央会は打ち出しているわけで、すぐ6農協というのはちょっと無理があるかなと思うのですけれども、あまり大胆にしていくと若手が農家をやっていればいいのだけれども、今度65歳以上の方が大半、農業の先頭に立ってやっているので、しまいに今度免許を取り上げられたりなんかすると合併するとだんだん遠くなって、本所に用事足りないような感じになっていくわけです。今農協の保管料が全然入ってこないのです、国からは。我々から取っているのです。農協の政府指定倉庫は、日本には一個もありません。農協さんにはありません。全部指定外に外されております。それで、だんだん経営が圧迫しているのです。最高までいったのは、2万五千幾らか、こういう地域格差なしで全国一律、米価2万5,000円、これが標準でしたけれども、今各地域に農協分散したものだから、山形とかいろいろ区分けして、名産品、特産品を、つや姫とかいろいろ開発して競争をあおっているわけですけれども、特産品、今新之助とか出していますけれども、なかなか軌道に乗せるのはまだまだ先の話で、つや姫に負けているような、コシヒカリ、昔のコシヒカリだったらおいしいのですけれども、今BLになったらちょっと我々でも食べると、昔のコシヒカリ、苗の種をもらうには、やはり米屋さん独自で、農協さんにありませんから、米屋さんから直接とるようなあんばいになっているわけですけれども、あれはおいしいです。倒伏もしますし、いもち病もつくのですけれども、いもち今BLでDNA鑑定できてよその米を混入するとすぐわかるように、そういう……ちょっとうまくないのだけれども、そういうふうにやっているのですけれども、だから単一農協でやっていくならいいけれども、縮小していくとなかなか我々の声が今度届かなくなっていく懸念があるのです。だから、その点もやはり全農の県連のほうにも市長のほうから我々の声だと、胎内農業者の声ということで盛んにアピールしてもらって、やはり地域間の農協が一番いいのでないかなと思うのですけれども、遠くなるとだんだん、共済組合もそうですけれども、今だめだ、あんなことをすると。本当に収入保険、収入保険は青色申告しなければいけないけれども、あれもちょっとナラシなくなると大変なことになる、我々みたいな農家は。大きい農家はいい。青色申告してて4町歩以上耕作していれば。だけれども、やはり先々そういうふうになっていくのではないかなというような懸念があります。そこで、市としてはやはり市ができないのだから要望を出す、国でも出す。今全農さんは株式会社だから、安倍総理に物も……お米の単価も決められないし、独占禁止法で。だから、大阪と東京と販売価格で今現在1万幾らだったかな、決まっているのです。5月現在で。米の単価が。1万七千幾らだったかな。(  部分後ほど発言訂正あり)になっていると思うのですけれども、そういう関係で市長さんにはなるべく胎内市の農家に若者が戻ってくるような、活気ある補助制度を拡充するような働きかけをぜひしてもらいたいのですけれども、市長さんの考えを伺います。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) お答えいたします。  農協さんの関係、それからあるべき胎内市の農業の姿、それを関連づけて議員からお話をいただいたわけでございますけれども、まず農協さんの合併、それが合理化に資するとか、効率化に資するとか、そういうことがあるにせよ、先ほども申し上げましたように、大切なことは胎内市の農業が持続的に振興を図っていけるのか、農家の方が後継者を見込んでいけるのか、この部分が極めて大切でございますので、その視点を持ちながらこれから確かに6農協ということが現実になるのか、それよりもっと細分化されるのか、ここはなかなか見てみないとわからない部分でありますが、どんな形になったにしても今ほど申し上げたことが失われることのないように配慮して、必要な要望は必ずしてまいりたいと、そういうふうに思っております。どういった農業を志向していくのかについて、議員からもいろいろご質問、ご提言等いただいたわけでございますけれども、やはりお米一つとってみてもいろいろな品種のものが出てきて、量的な部分も生産調整の手法が変わったりなどして、私自身既に売れる農産物ということをキーワードにしなければいけないということで、先般も農協さんと一緒に胎内産の米、その他の農産物が例えば山梨県の笛吹市、これは姉妹都市を締結しているわけでございますけれども、そういう方々に受け入れてもらえるような販路、そういったものを見出したり、それから米以外の作物についても付加価値の高い、必ずしも量が多収穫でないとしても一つ一つの農産物の価格が非常に経営につながって有益であると、有効であるといったようなもの、それらを高品質、そして販路の拡大、これをセットに考えながら、市として尽力できることを尽力させてまいりたいと。農協さんが中心になる部分については、折に触れて働きかけ、要望等もさせていただきたいと、かように考えております。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 榎本議員。               〔12番 榎本丈雄君質問席〕 ◆12番(榎本丈雄君) これは、市長が答えないでいいのですけれども、先ほど私1万7,000円と言いましたけれども、訂正させていただきまして、1万5,735円であります。前年度と比較して44円下落しております。5月現在で。それから、今TPP12なのですけれども、アメリカ脱退して11でやっているわけですけれども、最終的には農林水産物は82.3%の関税撤廃となるのです。今関税は778%かかっております。それで、重要農産物5品目、これは聖域として守られておりますけれども、最終的には82.3%、これになったら生産者組合組織ももうお手上げです。こんなになったら。82.3%に下がったら、安い米がどんどん。今米菓屋さん行ってみなさい。昔は国産の米粉使う。今アメリカ、中国、それからタイ、皆そういうふうに変わってきているのです。だから、加工用米、安い米、あれ1俵9,000円。普通で買うと、今言ったとおり1万何がしなのだけれども、1万五千何ぼなんていうのは9,000円にしかならない。農林課長、そうでしょう。そういうふうな安い米をどんどんつくらせて、そして減反扱い。減反扱いにしてくれればいいのだけれども、そういうものも黒川地区は2万5,000円、中条地区は3万円、とも補償制度で払わなければならない。こんなばかげた話ない。お互いに農家が互助制度で助け合いなさいと。これもそうです。今収入保険もそうです。物すごく高いのだ。今の共済のやつは反当たり1,000円ぐらいだけれども、これは何万円も出さねばならない。だから、我々小農家はもうやっていけなくなる。そして、コスト削減、小泉進次郎さんが言いますけれども、どういうふうにしてコストを削減するのか。これ生産者組合も全部潰れて、そして大手商社がどんどんと買い付けて、私の考えですよ、買い付けて、三井、三菱、住友、あれ肥やしも全部販売していますから、輸出もしていますから、そういう方々が我々を今度年金、榎本さん、足りないでしょう、暇なとき来なさい、年金ちょっとパートタイマーで使いますよと。年間だとボーナスいろいろ、退職金もくれねばないから、大企業でも合わない。そういう制度になっていくのではないかなと不安視しているのですけれども、それは答え要りません。私出しましたから。  それで、次の質問に入ります。2点目でございます。嘉平山利用促進について。先般も私一般質問でやらせていただきました。正確に申し上げますと、4億2,500万円で取得し、借り入れを起こし、26年で完済総額4億5,500万円、利息ついてです。も公金を投入した嘉平山が今現在何も使われていない。その当時は熊倉さん、ここにその当時の議員もおられますけれども、熊倉さんが必要だと思って買い付けたのが今現在どういう方向性も、まだ方向性も見えない。私は大体わかっていますけれども、熊倉さんとも話ししたことがありますから。市長は、市民協働を提唱していますが、3月議会で30年度に市民に意見を聞き、ある程度の道筋をつけるとしているが、いまだ私が聞くところによるとなされておりません。話し合いも関沢にもしていないし、飯角の方にもまだしておられません。本来なら必要なものを購入すべきところ、不要な土地を高額な公金で購入してしまった。  そこで1点、立ち木は売れるものは売る、売却できないものはチップとして、どこでもいい、北越製紙でもどこでもいいけれども、払い下げ、山の土を埋め立て、盛り土として販売して山を整備すれば、無料になるのではないかなと。これが第1。  土地を売却しても、14ヘクタール、4億5,500万円にはならないと思う。それ以上に売却できるのであれば、その方向でいくべきだと私は思います。私は、私の考えです、貸し付けがベストだと思います。市長の考えを伺います。  第3点目、市民の意見交換は嘉平山を整備した時点で、ここまで来れば時間がかかると思う。公金を使わず整備し、貸し付ける、これが井畑市長なら私は実行できると確信するが、考えを伺います。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの嘉平山の利用促進についてのご質問にお答えします。  初めに、1点目の立ち木を木材やチップとして利用すること、また土を高速道路の盛り土として販売することについてでありますが、当初開発区域とされていた約24ヘクタールのうち市が所有する土地は約13ヘクタールございまして、残されている森林は開発行為による周辺自然環境への影響を緩和するために残された残置森林でありますことから、木材やチップとして利用することは少々難しかろうというのが率直な思いでございます。また、土につきましてはただいま議員のほうから高速道路の土砂、盛り土として活用できるということも考えたらどうかということでございまして、それは可能性としてあろうかと思っております。まだスマートインター、その他のところは明確になっておらず、国が最終的に判断するという事柄でございますので、これまでさまざまな要望は行ってきたわけでございますが、そういった可能性についても探ってまいりたいと思っているところでございます。  次に、2点目の土地の売却または貸し付けについてでありますが、売却や貸し付けにおける留意事項としては、当然のことながら売却額、これは議員の言われるとおりでございます。あるいは、貸付額が妥当で市として望ましいものであるということ、しかし相手方のあることでございますので、買い手や借り手の条件と合致するかどうかということをしっかりと見定めながらということになろうと思います。加えて、例えばどなたかが、議員の言われるように貸し付けが望ましいといったときのその使途が周辺住民の理解を得られるものであり、それが将来にわたって胎内市の公益に資するということを大切にしていかなければいけません。それらの要件を満たすものにつきましては、積極的に前向きに、売却なのか、貸し付けなのかも両方視野に入れて検討をしてまいりたいと思っております。既にまだ明らかな用途が定まっておりません。当然のことながら、まだこれからということでございますが、市役所内においては既に検討チームを設けて検討を始めていること、それからまだまだ具体的なものではございませんが、ごく一部民間の方々からお問い合わせなどを頂戴しているということがございますので、いずれにしても将来胎内市にとって有益で、地域合意も得られ、そして市の活性化に資するものであれば売却がいいのか、貸し付けがいいのか、比較検討、考量などしながら定めてまいりたいと思っております。大切な部分は、売却あるいは貸付額、そのときそのときのものも大切なのですけれども、まさに例えば何らかの利益を生んでいく企業、民間の方々がいたとして、その場合に見込める税収その他はどうであるのか、経済効果がどうであるのか、それらが実はその瞬間の売買価格、貸し付け価格以上に大切ではないのかなという、そういう思いもございますので、いずれにしても十分考慮をさせていただきたい、しかも前向きに検討させていただきたいと。そのような取り組みをしっかりと時期を失することなく行ってまいりたいと思っております。  次に、3点目の公金を投入せずに整備を図ることができないかということでございますが、それは使途によって民間資金の活用が有効である場合もあり得ますので、ここも議員の言われるように、そもそも胎内市に今潤沢な財源があり、財政状況が芳しい、安心できるということではございませんから、できるだけ公費投入を抑え、できれば公費投入なしでということを一つの理想として方向づけを行っていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 榎本議員。               〔12番 榎本丈雄君質問席〕 ◆12番(榎本丈雄君) 今ほど1点目の立ち木の売却の件ですけれども、あれはチップとしたり、そういったものにはできないというような市長のご答弁でございました。できないならば、さればどういうふうに考えたらいいかな、私もそう言われるのかなと思って、私からまた提案させていただきます。今の現状のままでやるなら、広大な敷地なのですから、半分ぐらいは国営長岡丘陵公園みたいな、ああいうようなシステムにして、市でやるのでなくて、県かどこかで、新津にも県のフラワーパークあるでしょう。ああいうような形にして、半分、それでは松を残したり、そのところへこうしてバラ園か何かでもしたらいいのではないかと。そうして私申し上げているとおり、コストコを連れてきて、固定資産も入るし、事業税も入るし、年間を通して何千万円で貸すという、将来的には4億5,500万円は返ってくると。売ってしまえば4億5,500万円では売れませんから、反当たりどのぐらいになるかな。そんなにいかないと思います。4億5,500万円はあれ全部売ってもいかないと思いますので、そういうふうな形にできたらすばらしいのではないかなと。半分コストコに貸して、そしてちょっと平らにすれば上山へ行くとわかりますけれども、山のあんな中腹に、高台のところにやっていますけれども、一度そういったイケアもありますし、仙台のほうにイケアもありますし、市長さん行かれたことありますか、ありませんか、わかりませんけれども、あれはレジ係いないのです。自分であれして、自分で買ってくるのです。そして、コストコは会員制度で1人年間3,500円、それでその会員権1人で3名まで買い物ができると。会員権を持っていない方は買い物はできません。そういう会社です。スーパーです。だから、そういうのとまず一応交渉してみて、スムーズにいって、市の財産、公金を投入しなくてもできるのであれば、コストコが平らにしてそこへ使うというのであれば、これほどあれなことはないわけですから、黙っていて無策で考えていたってしようがないのだから、当たるところは当たってみたほうがいいと思いますけれども、いかがですか。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 議員の言われるように、いろんな可能性について探っていくということは意義あることだと思いますし、有益なことだと思います。私自身、その辺に関して全く異論はございません。コストコ、イケアさんといったところがマーケットとして胎内市のその場所をどう考えてくれるかはございますから、果たしてそれ以外のところのほうがもっと、例えば進出意欲の高いところがあるかもしれません。あくまで議員も一例としてそういうことを言われたのだと思います。私としては、幅広く積極的にいろんな声がけや提案について耳を傾け、これがよかろうと思うものについてはちゅうちょせずに皆様にもお諮りをして進めていきたいと、基本的にそういう考えでございますので、そこはご理解賜りたいと思います。  それから、前段ありました、確かにチップとして活用できなければ、そういった木々のあるところ、小さな森や林といったような部分を自然景観あるいは借景として考えていくということについても異論はございません。それは、そのエリアを全体的に1つのものとして捉えて活用するのか、あるいは部分的にゾーンを設けて何らかの利用を行っていくのかによってその利用の方向づけや趣は異なってこようかと思います。しかし、せっかくあるものを大切にするという視点も大事だろうと思いますので、土を活用できる部分は土を活用する、緑のある部分はチップ化しないのであれば緑を景観や借景として考えていく、これは大事なことだと思っております。ご理解をお願いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 榎本議員。               〔12番 榎本丈雄君質問席〕 ◆12番(榎本丈雄君) では、この問題はそのように検討をしていただきまして、次の問題に移らせていただきます。  3点目でございます。県道の歩道整備と国道290号線拡張工事についてお伺いいたします。下館地内の歩道改修工事は、いつごろ着工、完了予定。  また、私が以前質問した築地地内の歩道はその後どのようになっているか。中条駅西口が7月の21日供用開始になるわけですけれども、この間私もあのところを通って歩くと、クラブ活動か何か知らないけれども、高校生ばかりでないで、中学生もあそこを自転車で通って歩いて、ひょこっと出たから私もこっちへ飛び出てくるなという感じで緩めたからいいのだけれども、6人ぐらいそこから車道のほうに出たりして、これはわからないと事故につながるのだがなというような感じも見受けられました。それから、築地線のところ、柴橋から行くところも黒川の段差工事は8月ごろからかかるというような話を聞きましたけれども、あれと同類でもっと狭くなっているのです。旧柴橋小学校の近所が段差になって、すごく怖い。女性の方が自転車に乗って歩いていましたけれども、自転車で歩いていましたけれども、なかなか私だったら怖くて転んでしまうかなというような感じも家混みで、広い区間があればいいけれども、すぐ家混みだからこんなになって走って歩いているから、そして狭いのだ。本当に狭い。私も危険感を目の当たりにいたしました。それで、私が以前それ質問した件はどこまで県のほうに話が進んでいるのかお伺いいたします。  それと、290号線はマンホールの敷設……制御盤の移設工事は終了しましたのですけれども、まだあのところ拡幅工事、あれは国交省ですけれども、いつごろまで完成と聞いておられますか。まだ聞いておりませんか。  その3点ご答弁ください。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの県道の歩道整備と国道290号線拡幅工事についてのご質問にお答えします。  初めに、1点目の下館地内の歩道改修工事の着工時期と完了時期についてでありますが、道路管理者であります県に確認したところ、工事の着工はことしの秋ごろを予定しており、完了は用地買収や予算配分の状況にもよりますが、来年度中を予定しているとのことでございます。  次に、2点目の、以前もご質問を頂戴しておりました築地地内の歩道、その他の進捗についてでございますが、ここも県にはしっかりと確認をしておりまして、県の側の考え方として、通学路等でない場合に新たな歩道を設置するという方向づけはなかなか難しい部分があるものの、現在道路敷地内での路肩拡幅、その他の方法により歩道部分を確保すると、歩道スペースといいましょうか、自転車その他が通行できるスペースを確保する、そういうことを進めていきたいと。タイミングとしては、現在工事中の橋梁の完成後を一応の目途としているということでございます。その他、議員からは柴橋寄り、その他の部分についてもどうなのだというふうにご質問を頂戴したわけでございますが、やはり全ての道路、県道は往々にして狭いところが多く、車道と歩道が区分けできないところが多いので、安全のためにどういった箇所をどういうふうに要望するのか、県が必ず計画に盛り込んでくれるのか、しっかりと確認をし、要望もし、現実の手当てがなされるように努めたいと思います。  次に、3点目の大長谷地内の下水道マンホールポンプ制御盤移設工事は終了したものの、拡幅工事完了はいつごろかということでございますが、県によりますと予算配分の状況、それは確かにあるわけでございますけれども、一応現時点において平成32年度の完了を予定しているとのことでございます。もちろんできるだけ早くということでございますし、32年度というふうに確認しているところが決してそれ以降に先延ばしされることのないよう、しっかりと要望もして、継続をしてまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 榎本議員。               〔12番 榎本丈雄君質問席〕 ◆12番(榎本丈雄君) 2点目でございますけれども、築地地内のあそこはだいぶ前に高速道路の先端、森田スタンドさんあります。あの辺まで改修すれば、200メーターまでないのですけれども、あそこまですれば一応歩道は目鼻がつくのかなというような感じで私は見てまいりましたのですけれども、一刻も早く、あんないい駅舎ができたのに、事故でも起きたら大変だなというような感じを受けます。それで、疲れて、その後クラブ活動でまた中学生もあの歩道を利用するわけですけれども、きちんと並んでよく出入りすればいいのですけれども、2人並んで一緒につつつっと出るような危ない運転の仕方もしておりますけれども、私もとまって注意すればよかったのですけれども、万が一事故が起きたら大変なことになりますので、一刻も早く改良工事というか、今ちょうど落堀川へ行く水路もまだ未改修で完成しておりませんし、あれと同時にできればすごくいいのだがな、あれガス管もUの字に曲げて配管しているし、仮設なのだろうし、また直せば、歩道を広げれば、その管をまた広げればガス管もなるのだろうし、それも含めた形でやはり県に申請しないとまた工事費が膨らんでくるのでないかなというような感じで私は見てまいりました。そこで、一刻も早くそういったような陳情をすべきと。築地地区からも盛んに私のところに寄せられておりますので、ひとつけがのないうちにできればなというような感じでお願いして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(森田幸衛君) 以上で榎本丈雄議員の質問を終わります。  お諮りします。昼食のため休憩したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議ないので、休憩します。会議は、午後1時から再開します。               午前11時58分  休 憩                                                          午後 1時00分  再 開 ○議長(森田幸衛君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 ○議長(森田幸衛君) 次に、八幡元弘議員の質問を許可します。  八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) それでは、議長に提出しました通告書に従い、2つの項目について質問いたします。  まず1つ目、小学生、中学生の登下校及びスクールバスについて伺います。小学生、中学生の登下校に関しては徒歩通学、自転車通学及びスクールバス通学と学校と自宅や地域の位置、距離によりルールに基づいた違いがあります。場所によっては、冬期間のみスクールバスでの通学という地域もあります。小学校、中学校に通う子供たちが安全にスムーズに登下校を行うために、保護者、先生、行政、また各学校単位での見守りタイの協力を得ながら万全を期していると思います。しかし、先日の新潟市西区での痛ましい女児殺害事件やこのたびの大阪府高槻市での地震による小学校のプールの壁の倒壊による事故など、想像もしないような事件や事故も起きています。そこで、胎内市においては通学に関する規則、スクールバスの運行基準などは整っているとは思いますが、その規則や基準と実際の通学手段とのギャップが生じていることも事実であります。スクールバスの運行基準においても基準を定めてからもう10年以上経過していることを考慮し、見直しを行う時期に来ているのではないかと考えます。以上のことを踏まえ、8つの点について教育長にお伺いいたします。  1つ目、スクールバスの現在の運行基準と運行状況は。  2つ目、スクールバスを利用している人数とその割合はどのくらいか。  3つ目、登下校時の各学校での見守りタイの現状はどうなっているのか。  4つ目、新潟市西区での女児殺害事件後、登下校に関してどのような対応及び対策を講じているのか。  5つ目、現実として徒歩通学区域の保護者が登下校の送迎を行っている場合もあると思うが、その現状を把握しているのか。  6つ目、今までに登下校に関して実態調査を行ったことはあるのか。もし行ったことがなければ、実施してはどうか。  7つ目、保護者に登下校及びスクールバスについてアンケート調査を実施する考えはあるか。  8つ目、スクールバスの運行基準を見直してみてはどうか。  以上について、教育長に伺います。 ○議長(森田幸衛君) 小谷教育長。               〔教育長 小谷太一郎君登壇〕 ◎教育長(小谷太一郎君) ただいまの八幡議員からの小学生、中学生の登下校及びスクールバスについてのご質問にお答えします。  初めに、1点目のスクールバスの現在の運行基準と運行状況についてでありますが、学校までの距離がおおむね2.5キロメートル以上の地区を運行の対象範囲としており、本年度は中条小学校で2台、胎内小学校で1台、きのと小学校、築地小学校でそれぞれ4台ずつ、黒川小学校で3台の計14台のバスを通年で運行しております。また、冬期間は中学校を含め、さらに14台のバスを増便して運行することを予定しています。内訳としましては、中条小学校、胎内小学校、黒川小学校でそれぞれ1台ずつ、中条中学校で3台、乙中学校と築地中学校でそれぞれ2台ずつ、黒川中学校で4台となっております。  次に、2点目のスクールバスを利用している人数と割合についてでありますが、本年度通年で利用している児童は各小学校の合計で437人であり、市内の全児童に対する割合は33.3%であります。また、冬期間に利用する児童生徒を加えますと、各小学校の合計で625人、各中学校の合計で324人を予定しており、市内の全児童生徒に対する割合は小学校で47.6%、中学校で47.5%となっております。  次に、3点目の登下校時の各学校での見守りタイの現状についてでありますが、小中学校の別や立地条件によって一概には言えない部分もございますが、小学校を中心に地域、保護者の方々が交差点に立ったり、児童と一緒に歩いたりしてくださるボランティアの皆様に支えられているというのが現状であります。また、挨拶運動など、顔がわかる関係づくりを通して、児童生徒に対する安全確保の機運を市全体で高めてきているところであります。あわせまして、総務課防災対策係や新発田警察署や青少年育成胎内市民会議を始めとする育成団体とも一層の連携を図り、見守りの重層化に努めてきております。しかし、昨今ボランティアの高齢化、こども110番の家の更新が進まない等の課題も顕在化してきておりますので、引き続き関係課や関係機関との連携強化を通して、地域の見守り体制の強化を図っていきたいと考えております。また、児童生徒に対して危機回避能力や判断力、そして行動力を育むことが学校に課せられた大切な使命であるとの認識のもと、不審者対応の避難訓練や自転車教室を始め、学校教育全体を通して育んでいくことができるよう指導してまいります。  次に、4点目の新潟市西区での女児殺害事件後、登下校に関してどのような対応及び対策を講じているのかについてお答えいたします。このたびの大変痛ましい事件を受け、市教育委員会では家庭や地域の関係機関等との連携による見守り活動の強化、不審者情報の共有など、地域ぐるみの不審者対応等について一層の徹底を図るため、県教育委員会の通知を踏まえ、学校に対して対応等を指示しております。具体的には児童生徒に対してできるだけ複数で登下校すること、決められた通学路を通り、暗くなる前に帰宅すること、そして防犯教室等で学んだ不審者対応ができるようにすること等について指導いたしました。また、保護者に対しましては文書で犯罪から自分の身を守るための家庭での話し合いの機会を持つことをお願いいたしました。さらに、教職員による校外巡視の強化と安全マップの活用を図ることを各学校に対して指示したところであります。市教育委員会としましても各学校のPTAが中心となって作成しております危険箇所について、学校、家庭、地域で共有するための安全マップの活用状況の情報収集を行うなど把握に努め、関係機関等と連携して共同体制の構築を行い、当市において児童生徒の安全確保が一層徹底されるように努めてまいります。  次に、5点目の現実として徒歩通学区域の保護者が登下校の送迎を行っている場合もあるが、その現状を把握しているのかにつきましては、市教育委員会としてはそのような現状の調査はしておりません。各学校でも家庭事情やけが等を含めた体調面での不安等により、保護者等から事前に申し入れがあった際は把握できますが、天候状況や急な家庭事情による送迎については正確には把握できておりません。特に最近は徒歩や自転車での通学を申請している児童生徒が本人や家庭の都合、天候状況により、家族等に自家用車で送迎してもらうケースが小中学校問わず増えてきているとも聞いております。安全確保の視点からも、年度当初の申請に基づいた登下校を行うように保護者に働きかけていくことが必要であると認識しております。  次に、6点目の今までに登下校に関して実態調査を行ったことはあるのか、もし行ったことがなければ実施してはどうかにつきましては、各学校では年度当初に保護者からの通学路の申請を通して児童生徒の通学路の実態を把握し、指導に生かすように努めております。学校管理下にある児童生徒の登下校時の指導、支援は学校の責務であることから、市教育委員会といたしましては必要に応じて学校からの情報提供を求めることとしており、今まで特に実態調査を行っておりません。しかし、このたびブロック塀が倒れて小学4年生の女児が死亡した大阪府北部地震を受け、通学路における学校以外のブロック塀の安全性を確認するなど、関係機関と連携して登下校に関しての実態調査を行い、対応を協議してまいりたいと考えております。  次に、7点目の保護者に登下校及びスクールバスについてのアンケート調査を実施する考えと、8点目のスクールバスの運行基準の見直しについては関連がありますので、一括してお答えいたします。まず、徒歩で通学することにつきましては、子供たちの基礎体力を高めることはもとより、さまざまな出会いや経験をすることができ、豊かな人間性や社会性、自主性を育むなど、子供たちの人格形成に寄与する側面もあると考えております。そのため、市教育委員会といたしましては、先ほども述べましたように、学校、地域で協力しながら通学路の安全確保に努める一方、スクールバスにつきましては遠距離通学を支援する目的に限定して運行することを基本としており、対象者を通学距離が2.5キロメートル以上の児童生徒としております。この点、国のスクールバスに関する補助等に関する規定におきましては、対象者を小学校で4キロメートル以上、中学校で6キロメートル以上としていることから考えますと、非常に手厚くしている状況にありますので、現時点ではさらなる見直しは考えておりません。しかしながら、市教育委員会といたしましては、議員からもご指摘をいただきましたように、登下校の実態やスクールバスの運行ニーズを把握することは今後のスクールバスのあり方を考える上で大切であると考えておりますので、こうした実態の把握に努めるとともに、アンケートをすることもその手法の一つとして検討してまいりたいと考えております。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕
    ◆4番(八幡元弘君) まず、本当に基本的なことなのですけれども、スクールバスの運行基準、国だと小学校が4キロ、中学校が6キロ。当市であると2.5キロ以上となっているのですが、この2.5キロと出す基準というか、どういう根拠で2.5キロになったのか、そこを教えてください。 ○議長(森田幸衛君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) お答えさせていただきます。  基準となります原則とした2.5キロ以上でございますが、2.5キロの基準を決定するに至った経緯というのはちょっと確認したところ、その原因が特定できるまでは至っておりませんけれども、先ほど議員からご説明ありましたとおり、合併当初、旧中条町時代から2.5キロということで運行を規定してきているということが現状でございます。国の基準が小学校で4キロ、中学校で6キロということでありますので、胎内市の地理的な事情、また冬期においては降雪等の天候等を勘案し、また近隣といいますか、県内の市町村の基準等も照らして2.5キロと決定したということで考えております。  以上です。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) といいますのは、端的に言うとこれという基準はないのだけれども、2.5キロになっているということで理解していいのでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) 今ほど申し上げましたとおり、地理的な事情、そして県内の状況を勘案して2.5キロにしたというふうに思っております。  以上です。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) 2.5キロというのは、学校から地域のどこを起点にしているというか、集落とかあれでも大きい集落もあれば、小さい集落もありますが、どういうところを基準に距離を出しているのか。 ○議長(森田幸衛君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) おおむね2.5キロといたしておりますが、2.5キロのはかる点といたしましては、集落内に設けられますバス停、そちらで2.5キロ以上ということで判断しております。  以上です。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) バス停が基準になるということであれば、もしバス停が2.5キロよりちょっと外にあればスクールバスは運行するし、ちょっと内側にあったらしないということなのでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) あくまでも基準点がバス停としておりますので、バス停で2.5キロに満たない場合はバスは運行しないということで判断しております。  以上です。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) その理屈でいいますと、今2.3キロぐらいあるところをスクールバスを使いたいからといって、こういう言い方がいいのか、ちょっと遠くにしたらスクールバス通学になるということですか。2.5キロ以上のところにバス停を設ければ。 ○議長(森田幸衛君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) あくまでも対象については地区で判定しておりますので、その地区から通われる児童の一番合理的な場所が2.5キロかどうかということで判断をさせていただいているという状況でありますので、その点ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) 最後の8点目とかにもかかるのですが、今のところさっきから聞いていますと2.5キロという明確な基準は実際多分ないとは思うのです。今のところ示されていませんので、であればこういう機会ですし、10年以上たっていますし、いろいろな事件、事故起きていますので、そこを見直しを考えることも含めて、2.5キロがいいか悪いか、もう少し短いのがいいのか、どうなのかということを含めて、見直しをしてもいいのではないかと思いますが、その点いかがでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 小谷教育長。 ◎教育長(小谷太一郎君) 先ほど述べましたように、国においては4キロと、中学生が6キロと、これもいわゆる降雪等のない地域での一つの基準ということで、個々のそれぞれの気象条件、あるいはそれぞれの地域によって判断することということで国の基準があります。今回通学路の見直し、安全点検といったことも求められておりますので、例えば2キロから2.5キロの微妙なところといいますか、そういったところでの、先ほど言いましたように、バス停からちょっと外れたというか、そういったところでニーズがどれくらいあるのかというふうなことも含めまして、子供たちの体力、そういったこと、劣るとかというふうなことがないように、そういったことに配慮しながら、その部分について見直しも検討していきたいというふうに、今回の大阪の事案もありますし、西区の事案もありますし、そういったところについて見直しを検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) 今の教育長の答弁ですと、アンケート調査のようなことをやるというふうに考えてよろしいのでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 小谷教育長。 ◎教育長(小谷太一郎君) アンケート調査、すぐにということより、実態調査、そういったことを勘案しながら、恐らく冬期間については問題ないと思うのですが、夏場について、例えば下級生、1、2年生だけしかいないとか、あるいはたまたま1人で歩く距離が長いとか、そういったところも多分出てくるのではないかなというふうなことで、そういったことを含めましてバスに乗ることでより安全性が確保されるというふうなことがあれば、その部分について考えていきたいと。ただ、相当な費用がかかるというところ、バスの増便というふうなことも考えまして、その辺も勘案しながら、また実際やるときになりましたらその部分を検討していきたいと考えております。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) 今までには実態調査を行ったことはないということなのですけれども、さっき教育長からもお話ありましたように、徒歩とか自転車で来る通学の方が保護者に送られるというようなことを聞いているというふうな発言がさっきありましたが、ということはある程度正確な情報ではないですけれども、そういうことを耳にしたりということは確かにあるということでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 小谷教育長。 ◎教育長(小谷太一郎君) 聞いてあるというふうに申し上げましたけれども、例えば毎月10日、挨拶運動をしております。そうしますと、私もさすがに目の前にはとまりませんで、少し遠いところといいますか、そういったところで子供さんをおろされるというふうなところは実際に私も見ております。ただ、その方がその日は病気だったのか、けがだったのかと、そこまでは聞くことはできませんので、そういった場面は目にしているというところが正直なところであります。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) 今教育長がおっしゃったことも含めて、現実にルールがあって、保護者から申請があったとおりにやるのが通常というか、一般的なのでしょうけれども、その人によっては場合によっては結構頻繁に送り迎えしてもらっているということも私もちょっと聞いていますけれども、そういうことも含めて実際のルールと現在どうなっているかという実態調査を一回行って、把握するというのが大事ではないかと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(森田幸衛君) 小谷教育長。 ◎教育長(小谷太一郎君) 議員おっしゃるとおり、こういった不審者事案といいますか、そういったこともあったということも踏まえまして、運行基準について見直すということでまた実態調査というふうなことをやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) ちょっと重ね重ねで申しわけないのですけれども、保護者から一回年度初めですか、申請があったら、それは途中で変更も可能なのでしょうか。もう申請があるといっても、恐らく市のルールは決まっていますので、それに基づいて申請することになりますよね。ということは、申請だけれども希望ではないというか、ルールに基づいて申請するのは当たり前ですので、その辺で保護者からもう少しこうしたほうがいいななんていう話はあったのかどうか。 ○議長(森田幸衛君) 小谷教育長。 ◎教育長(小谷太一郎君) 途中で申請する、変更するというふうなことは可能でありますけれども、それが正当な家庭の、例えば転居をしたとか、この場合には通学区域の変更ということで保護者がきちんと送迎することということでわかりますので、あるいは家庭の都合でというふうなことであれば申請の変更があれば、それは可能であります。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) ちょっとさきのほうに戻りますけれども、見守りタイの方々がいろいろボランティアでしてくれて、だいぶ手助けしてもらっていると思うのですが、見守りタイというのは胎内市で大体どれぐらいの方がご協力いただいているのかわかりますでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) 各小学校の見守りボランティアで登録いただいている数として、29年度現在の数字になりますが、中条小で30人、胎内小で60人、きのと小で39人、築地小で35人、黒川小で23人ということで承知しております。  以上です。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) 先ほどボランティアの方々も高齢化が進んでいるということなのですが、その人数というのは大体いつもこれぐらいの人数なのか、それとも高齢化に伴い徐々に人数とか変わってきているのか、どういう状況でしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) 学校単位でも差があるのですけれども、基本的に登録者数については近年大きな変動はございません。ですので、やはり課題といたしましては新しい方に入っていただきたいというのは見守りタイのどこの学校でも抱えている課題だというふうに認識しております。  以上です。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) 昨今の不審者事案とか、いろいろメールでも入ってきますし、今回の事件、事故いろいろありますけれども、実際の実態調査行って、その後どうするかどうかはあれですが、それは早急にやる必要があるのではないかと思いますが、その辺どれくらいをめどにとか、スクールバスの運行になると予算が絡むので難しいとは思いますが、現状把握と実態調査、そしてアンケート調査のことをどれぐらいで初めに手つけてめどを立てられるのか、どういう心構えなのか、一言いただければと思います。 ○議長(森田幸衛君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) 通学路の安全点検については、今各学校のほうに今回の不審者事案を含めまして、そういった観点からも危険箇所について6月下旬、今月下旬までに教育委員会に報告いただくことになっています。それを踏まえまして、教育委員会のほうでも確認し、特に危険と思われる箇所については8月に関係者も含めて合同点検を実施する予定としておりますので、それを踏まえた中で方向性については見出していきたいというふうに考えています。  以上です。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) 次に移ります。  それでは、次の質問に移ります。次に、ワイファイについて質問いたします。近年携帯電話やスマートフォン、そしてタブレットなどの普及により、いつでもどこでも好きなときに情報を容易に入手することが可能であり、この本会議場においてもタブレットの使用が可能であります。仕事のときでも、旅行のときでも気軽に検索し、必要な情報を入手できるとても便利なツールです。胎内市においても胎内市公式ソーシャルメディアの中でフェイスブックやインスタグラム、ツイッターなどのSNSで頻繁に情報発信を行っていると思いますし、その中で地域おこし協力隊やチューリップフェスティバルなどの市の情報を目にする機会が多くあります。SNSの活用は、胎内市のPR、観光等に資するものであり、その中でも観光の拠点の一つであるロイヤル胎内パークホテルではロビーや宴会場ではワイファイを使用できるが、客室では使用できない状況にあります。また、先ほど天木議員からもお話がありましたが、樽ケ橋遊園なのですが、昨年大型遊具を導入し、これから屋根つきの休憩施設の建設を始め、全員協議会でも説明のあったように、整備を進めていく予定ではあると思いますが、その樽ケ橋遊園でのワイファイの整備予定などについて、以下3点について市長に伺います。  1つ目、市の観光施設、スポーツ施設、学習施設等のワイファイの整備状況は。指定管理の施設も含めた整備状況を伺います。  2つ目、ロイヤル胎内パークホテルの客室ではワイファイ環境が整っていないが、今後どのように対応する予定か。  3つ目、樽ケ橋遊園もワイファイ未整備であるが、今後整備を進めていく中でどのようにワイファイに関して考えているのか。  以上、市長に伺います。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまのワイファイについてのご質問にお答えします。  初めに、1点目のワイファイの整備状況でありますが、観光施設では10施設のうちロイヤル胎内パークホテルの一部、奥胎内ヒュッテ、胎内スキー場、観光交流センター、きのと観光物産館の5施設が整備済みであり、スポーツ施設では5施設のうちぷれすぽ胎内の1施設が整備済み、社会教育施設及び文化財施設では15施設のうち胎内市美術館の1施設が整備済みであります。また、市内の全小中学校では全てワイファイが整備済みとなっています。  次に、2点目のロイヤル胎内パークホテルの客室へのワイファイ整備でありますが、ロイヤル胎内パークホテルのロビー、レストラン、コンベンションホールにつきましては平成28年度に整備いたしております。ご指摘のありました客室については、現在ないわけでございますが、有益性に鑑み、財政状況を踏まえながら、何とか補助金等を活用できるのであればできるだけ早期に整備したいというふうに考えています。  次に、3点目の樽ケ橋遊園についてですが、現在進めている樽ケ橋遊園施設改修工事とあわせて、せっかくのリニューアルでございますので、ワイファイについても同時に整備できればという思いの中で、これはロイヤル胎内パークホテルの客室と同じく、整備を進めることができたらと、今ほど申し上げましたようなところで考えている、現状そういう認識でございます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) ロイヤル胎内の話なのですけれども、今までにそういう試算とか見積もりというのはとったことがあるのでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(南波明君) はい。ございます。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) とったことがあるのであれば、初め、初期コストはどれぐらいか、また年間ランニングコストはどれぐらいかというのもわかりますでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(南波明君) 見積もりはとってございますが、実際今後工事をやるとなると工事費ということになりますので、恐らくこの場では工事費というお話は、ほかの工事もそうなのですが、額は申し上げていないと思いますので、それなりの金額がかかるということでございます。あと、ランニングはちょっと今手元にないですが、台数、何千円か、何か2台とか3台とか必要なものが出てくるのですが、その台数によってということだと思いますので、たしか何万円ぐらいだったかと思います。ランニングで増える分となりますが。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) 確かに工事費はなかなか言いにくいと思うのですけれども、ランニングコスト、数万円ですか。全部で43部屋あるのでしたっけ。それ数万円ということでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(南波明君) これは、見積もりとかと違って、ちょっと調べた程度のものでして、正確な、例えばNTTさんに聞いたとか、そういったものではございませんけれども、見たところかかる対象となるものとしてはアンテナが二十何台とかになるのですけれども……無線アンテナ……もしかしたらその10倍かもしれません。合計で24台ほど必要なものが、アンテナとかが出てくるのですけれども、それがたしか1台6,000円とかだったので、そうすると十二、三万円とかになろうかと思います。  以上でございます。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) はっきりした数字は、1台6,000円ぐらいでできるのではないかということでしょうかね。私もちょっと聞いた話なのですけれども、ロイヤルに泊まりたいという方がいて、泊まろうと思ったのだけれども、ワイファイがない、客室で使えないということでほかの施設に行ったなんていう話をちょっと耳にしているのですが、その辺は把握していますでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(南波明君) 私は、直接そういったことはお聞きしたことはございません。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) お答えいたします。  ただいま課長のほうが答弁いたしましたように、果たしてそれがゆえに現実泊まらなかったのかどうかのデータまでは多分とっていないのだと思います。しかし、中にはそういう方がいらっしゃるであろうということを踏まえて、先ほど申し上げましたように、有益性に鑑み、28年度までにその他のホール等は整備したということでございますので、ただいま30年度できるだけ早目に可能であるならばしていきたいと。それらの考え方の中には、そういった見えないところでもニーズは確実にあるだろうというふうに捉えてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) 今市長の後に、実際にワイファイどうこうではなくて、泊まる人が来てくれて、また来たいなというのが一番の目的だと思いますので、手法とか補助金とかいろいろあると思いますが、胎内市のためになるし、先ほど天木議員からもリゾートのことでいろいろ話がありましたが、そのことにも多少資することもあるのかなと思いますので、できるだけやってもらいたいですし、あと樽ケ橋遊園のワイファイなのですが、さっき市長からちょっとロイヤルとあわせて考えていくということなのですが、それは今年度に屋根つき施設を建てると思うのですが、そこには頑張れば間に合うのか、それともちょっと難しいのかどうなのか。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) お答えいたします。  頑張れば間に合うのかどうかという形で、大型遊具を入れました。それから、屋根つきの休憩施設を整えました。その他もろもろの環境整備を図っている途上にございます。リニューアルが整うという暁にそういったワイファイ環境も整うということであれば、ベストであろうというふうに思っております。今ちょうど屋根つきの施設が整うと同時かどうかというところまでは申し上げられませんが、できるだけ同じぐらいのタイミングでできればというふうに考えているところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 八幡議員。               〔4番 八幡元弘君質問席〕 ◆4番(八幡元弘君) 以上で終わります。 ○議長(森田幸衛君) 以上で八幡元弘議員の質問を終わります。 ○議長(森田幸衛君) 次に、森本将司議員の質問を許可します。  森本議員。               〔3番 森本将司君質問席〕 ◆3番(森本将司君) 議長に通告いたしました一般質問通告について、3項目について質問させていただきます。  まず1点目に、新潟県知事選挙に対する市長の対応についてお伺いいたします。去る6月10日に執行された新潟県知事選挙において、花角英世氏が54万6,670票を獲得し、新知事に就任されました。県の市長会や首長会では早い段階から花角氏支持を表明し、各市町村の選対本部長を首長が務めるケースが多く見られました。当初新潟日報においては、胎内市長の態度未定という報道がなされました。その後花角候補自身から直接依頼を受けたという話もあり、花角氏を応援する有志の勝手連の17人の首長に名を連ねたことで井畑市長の態度が明らかになりました。花角氏が胎内市入りされた際には、集会や街頭活動の際には応援演説をする姿も見られました。しかしながら、前述した新潟日報の態度未定の記事が告示後も尾を引き、井畑市長は中立という見方をする企業や市民の方も多く見受けられました。また、選挙戦終盤には池田候補の市役所前街頭演説の際に井畑市長の応援メッセージが読まれたことで花角陣営の雰囲気が一変するという場面もありました。中立公平はある一面では理想ではありますが、政治の世界においては両てんびんにかけてどちらが勝ってもいい顔をしたいと受けとめられかねません。昨年の市長選後も色分けをしない井畑市長の人柄は大変すばらしいと思いますが、人によってはよく見ないことも十分にあります。長岡の磯田市長は、有志の勝手連に名を連ねつつ、相手候補の集会にも応援に駆けつけ、結果的に新潟日報や支持者の方から多くの批判を浴びたと聞いております。新潟日報の態度未定の記事などもありますので、知事選挙の井畑市長の対応について経緯をお伺いいたします。  また、花角知事は副知事時代、新潟県がものづくり県と言われていたころから観光立県を提唱し、佐渡を世界遺産にする活動やみずから航空会社に交渉し、新潟空港への格安航空機の運航を結んだ立役者でもある観光専門家ではあります。花角知事に対して胎内市として期待することをお伺いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの森本議員からの新潟県知事選挙についてのご質問にお答えします。  まず、県知事選挙につきましては県市長会で早い段階から花角氏支持を表明していたということ自体がそもそも事実と異なっております。県市長会では、知事として一期も経ていない候補者の誰かを1人に絞り込んで推薦するということは行わないことをこれまでの原則としてきておりまして、前回の選挙だけは市長会の一員である前長岡市長が出馬ということで例外がございましたが、今回の選挙においては本来の原則に従い、花角氏だけを推薦するということはなされておりません。このようなことを踏まえつつ、ごく短い時間の取材を経て、どちらの支持ですかといったようなことがありまして、市長会での結論を経て、自分の個人としては決まっているけれども、確定には至っていないということ、それが曖昧な部分があったかもしれませんが、記事の内容としては未定というふうに報じられたにすぎないという認識でございます。また、勝手連云々ということにつきましては、数名の市長さんからのお誘いもあり、まずはしっかりと花角氏ご本人からお話も頂戴し、しっかりと出馬の真意、政治理念等をお聞きすべきということで出席をいたしました。そのようなことも経て、私個人としては花角氏の支持でございました。ただし、相手候補にもエールを送ったことについてというようなお尋ねもありましたけれども、それは要請をいただいて、中庸を踏まえ、そして礼節を持って健闘をお祈りするというメッセージを送った次第でございまして、みずからのそのような考え方の中でかくあってしかるべきとの考えに沿った振る舞いでございます。いろいろとマスコミその他の方々がいろんな思いで選挙になるとどちらの候補をというのは当然あってしかるべきだと思います。そして、ここは賛否両論逆にあろうかと思いますけれども、特別職の公務員であるという立場を忘れることもいかがなものかという認識は私は持っております。首長が特別な過度な何らかの振る舞いを行ったときに、それは公職選挙法136条2項の規定で地位利用による選挙運動、それは禁止されているわけでございますが、そういうそしりも一方ではあろうかと思います。そういうことを抜きにして態度が鮮明でないことだけを取り沙汰されるのはいかがなものかというふうに率直に考えているところでございます。いろいろな考えのいろいろな有権者の方々がいらっしゃる。首長としてあるべきは、当然自分は1票を持っているわけですから、信頼できる方へ投票する。しかし、今申し上げたようなことの中で中庸と礼節は持ちながら選挙における振る舞いをしていくというのがみずからの理念、信条でございますので、ご理解賜りたいと思います。  それから、新知事に期待することということでございますが、これは実は前知事と同様、特段に異なるところはないのですが、森本議員も言われるように、新潟県域全体において産業や観光の振興、そういったものがやや立ちおくれつつある現状はあろうかというふうに思っておりまして、そこにおいて経験豊富な花角知事が鋭意みずからの経験とお力を尽くしてくださること、そしてそのほかに少子化対策等に係るさまざまな施策推進における県と市町村の連携等、そのあたりについて期待をし、連携についてのお願いも積極的に行ってまいりたいと考えるところでございます。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 森本議員。               〔3番 森本将司君質問席〕 ◆3番(森本将司君) 井畑市長のお考え、おっしゃることももっともではあるのですけれども、やはり一政治人としてどちらかの態度を決めなければいけないというのもある一面では事実であります。それで、今回の選挙に限って、新潟3区はほかの市町村の首長さんが選対責任者を務められたのですが、井畑市長も打診が当然あったと思うのですが、それを固辞されたことによる知事との関係だったりとか、市政に対する影響というのはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) はっきりと申し上げますが、全くないというふうに考えております。私自身、花角候補とお会いしたときには信頼関係の中でご期待申し上げておりますということはお伝えしておりますし、それから態度を決める云々ということと選挙における行動をどういうふうにとるのか、活動をどういうふうにするのかということに関してはまた次元の違う問題であろうというふうに考えるところでございます。私自身は、今ほど申し上げたとおり、現実において、花角知事も大変お忙しいのですが、連携を深めていただきたい、それから当選のお祝いを申し上げたいということで、かなりハードなスケジュールの中で先日実は時間をとっていただいて、ご挨拶方々いろいろと胎内市としてこういうことを考えているということをお伝えし、有意義な時間を過ごさせていただいたということがそもそも事実としてございますので、冒頭申し上げたとおり、自分の振るまい、行動がそのようなことには決してならない、つまり胎内市にとって不利であったり、何らかのマイナスが残るようなことは決してないと。そういうことを想定しつつ考えてはいたわけでございます。いずれにいたしましても、首長としてどのような立ち居振る舞いをとるべきなのか難しい部分がありますけれども、それらのことは十分踏まえつつ、これからも当然選挙はございますので、しかるべきあるべき形というものを自分なりに考え行動をしてまいりたいと思います。ご理解のほどよろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 森本議員。               〔3番 森本将司君質問席〕 ◆3番(森本将司君) ありがとうございます。花角知事も観光の専門家ということで、先ほどもリゾートの質問が幾つか出ましたけれども、胎内リゾート、これからあるものを活用し、胎内市として発展していくためにも新しい知事の力が必要だと思いますので、花角知事と協力してぜひとも盛り上げていってほしいと思います。  それでは、次の質問に移ります。2点目の定住促進支援についてお願いします。当市の人口も昨年3万人を割り、人口減少問題は解決すべき喫緊の課題となっております。各自治体が人口減少問題の解決に取り組む中で、新発田市では昨年度より転入予定者や転入後3年以内の住宅取得希望者に対して新築、中古にかかわらず最大で180万円を補助する事業を行っています。昨年度実績で約30件、今年度は4月までで9件の申し込みがあったということです。また、これとは別にUIターンで新発田市に転入する方を対象に上限2万円の家賃を2年間補助する制度もあり、こちらは毎月30件弱の申請があるとのことです。胎内市でも今年度からお試し移住体験制度をスタートさせたように、定住において住居の確保は一番の重要な部分です。補助額を見ても、新発田市の制度は先進自治体と比較しても非常に優遇されているということでありますが、住居取得すること自体が明確な定住につながることから、ばらまきにはならず、今後の税収や自治体での消費活動を鑑みれば未来への投資としては十分であると考えられます。新発田市の情報政策統計係によると、これまでの新発田市の2040年の将来予測人口は以前よりも増加予測がされ、数値の上方修正は認められるとの回答をいただきました。また、この将来人口の増加には新発田市の定住促進制度によるものが大きいということでした。近隣市町村では、聖籠町が早くから保育料無償化に取り組み、若者世代の定住から人口の増加につなげてきました。このように定住自立圏を結ぶ新発田市、聖籠町が魅力的な制度を設ける中で、胎内市が一人負けにならないように今以上に定住促進に取り組むべきであると思いますが、市長の考えをお伺いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの定住支援についてのご質問にお答えします。  まず、議員がご指摘の新発田市は2040年の人口予測を上方修正したというようなことに関しましては、新発田市の人口ビジョンを見ても、また新発田市に確認いたしましたが、みずから上方修正したというようなことではないようでございます。本年3月に国立社会保障・人口問題研究所、いわゆる社人研と言われるところが公表した2015年国勢調査の結果に基づく2040年の推計人口で、これまでに比べ、ここは議員の言われるように、当初の推計値より新発田市は約6,400人多い、胎内市においても約900人多いということが示されております。そういったことから、経緯として確認いたしてもみずからビジョンを修正するとか、そういうことではなくて、当初の推計がかなり減少が著しいであろうといったこと自体が若干修正が必要なのだと、その捉え方についてはさまざまな考え方といいましょうか、分析に基づく評価が分かれるものと思いますが、決して当初から見てさほど減るわけではないということは若干喜ばしいことなのかなというふうに思っているところでございます。新発田市が多いとか、胎内市が多いとかではなくて、一般論としてそういうことではないかなと考えております。そして、転入者の住宅取得に対する支援についてのお尋ねでございますけれども、県内でも幾つかの市町村が実施していることは承知しておりますが、これに係る恒久的な財源があるわけではありませんので、胎内市に住みたい、住み続けたいと思っていただけるよう、より市民ニーズの高い子育て支援や教育の充実などに力を入れていくことが肝要と考え、着実に進めてまいりたいと思っているところでございます。ただし、議員の言われるようなことも踏まえ、定住自立圏の取り組みとして3市町で連携して行うことによって圏域全体の魅力を高めることにつながり、その取り組みに係る国からの財源等の手当てもなされるような場合であれば、取り組みを進めていく価値もきっと見出せるのではなかろうかと思っております。それでも、ここの部分においてはそもそも補助金があるから住むということになったのか、住むに当たって補助制度があったのか、これらの分析と検討も必要であろうと思いますし、定住ということになれば長い時間軸で考えていくということが大切であり、未来に向けて種をまくような施策、それから公費の投入等を考えるということがより有益なのではないかなと考えているところもございますので、それらの折り合いの中でバランスも考慮しながら対応をしてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 森本議員。               〔3番 森本将司君質問席〕 ◆3番(森本将司君) 2040年の人口予測なのですけれども、確かに新発田は7,000人だか、六千幾らか、胎内市が900人これまでよりも増えるということで、人口の減少幅はなだらかになるということです。何が原因かということに関しても定住促進というような新発田市さんの回答をいただきまして、それで補助金があるから住むという市長のお話、どちらが先なのかという話なのですけれども、やはり結婚するにしても何にしても、うちを建てるにしても若い人というのはなかなかお金がないという中で、お金の補助金がある、では住もうか、保育料無償化、では聖籠町に住もうかという、そういった部分もあるのはありますよね。こういった定住というものに対する補助金というのは、定住につながった時点で住んでもらえるわけですし、そこにお金がある程度税収であったり、さまざまな消費活動で返ってくると思うのですが、その点今の井畑市長のだとちょっと否定的かなという部分が感じられたのですが、どのようなお考えなのでしょうか。詳しくお伺いします。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) お答えいたします。  定住に関して、当然ながらそういうご質問であるわけですけれども、あまり大きな、話を広げ過ぎたことを言ってもなんですが、例えば人がなぜそこに住むのかということと深く関係性があるのだと思います。当然生まれたところだから、あるいは仕事がそこにあるから、さまざまなインフラが整備され、利便性が高いから等々、それはいろんな要素があるのだと思います。そうした中で、確かに議員が言われるように、住むに当たっての補助金があるからという理由で住む人が皆無ではないと思いますし、もしかしたら少なくないのかもしれません。そういったことをもちろん全否定はしないし、考えて検討してまいりたい、それなりの検証も行ってまいりたい。森本議員が言われるように、しかし定住ではなくて保育料の無償化が非常に大事なのだという方も中にはいるかもしれません。そこら辺のところを考えたときに、実はその人の住む動機として安いからそれはプラス材料なのだと、つまりそれが必要条件なのか、十分条件なのかというふうに考えたときに、必ずしも最も最優先されるべき施策、取り組みなのかといった部分を検討させていただきたいという意味合いで申し上げました。いろいろな定住促進策、取り組みがある中で、そこに支援することだけ、もちろんですから否定的に捉えるということではないのですけれども、より幅広く将来に向けて有効なものは何なのかといったことを優先順位と必要性を十分勘案した中で定めていくべきであろうと思っている次第でございます。しかし、それが検証したらやはりかなり有益であるから、少なくとも試行的に行ってみようとか、そういった考え方も生じてくるかもしれません。そのあたりについて固定的に考えるのではなく、柔軟な対応をしてまいりたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 森本議員。               〔3番 森本将司君質問席〕 ◆3番(森本将司君) 市長のおっしゃることもわかります。今定住自立圏の中で新発田市、聖籠町、胎内市、2市1町でやっていく中で各地で努力しているわけなのですけれども、足並みがそろわないような中で人口のとり合いみたいなことになってはいけないと思っております。効果的な検証を行って、ぜひとも取り組んでいただいて、胎内市が人口消滅都市にならないようにしていただきたいと思います。  それでは、3つ目の質問に移りたいと思います。生涯学習センターについてお願いします。生涯学習センターの構想について、全員協議会で示されてから約2年ほど経過いたしましたが、近年の厳しい財政状況の中で新たな公共施設の建設は難しく、昨年には検討委員会が立ち上げられたものの、一時期に比べトーンダウンしたように感じます。これまで市では、総合体育館や給食センターなど、施設建設後に指定管理者制度で管理運営をお任せしていることが多く見受けられたように思います。指定管理者制度自体は、人件費の抑制の意味で効果が大きいことは理解できます。財政が厳しい中で建設するには、高額な自主財源が必要となり、補助金などの活用は必要になると考えられます。公共事業にはPFIという事業手法があり、民間の資金や経営能力、技術力を活用して公共施設等の設計、建設、改修、更新や維持管理、運営を行うやり方もあります。また、新発田市のイクネスは国が2分の1を負担する町なか創生事業のイノベーション事業補助金を活用して建設されました。このようにいかに自主財源を使わず建設できるかを考えていくべきであると思います。また、建物自体ができてあとはお任せではなくて、本当に心のこもった施設にするためにもさまざまな人が集まる交流の拠点として利用できるものをつくっていただきたいと思います。具体的には子供を自由に遊ばせることのできる施設や子ども食堂、高齢者のサロン、学生が勉強できる自習室や図書館、お母さんたちが料理をつくる調理施設、障害を持った人が働くカフェレストランなど、さまざまな立場の人が利用する複合施設であればよいと思います。ふだん交わることのない人が生涯学習センターに来て交流し、理解を深めることができることこそが井畑市長も施政方針で述べた共生社会の一歩になるのではないでしょうか。また、建設場所においても7月に供用開始がなされ、新たな市の顔となる新駅舎の近くであれば、駅前エリアの活性化とともに1日2,400人程度の駅利用者の多くを占める学生の利用を見込めると思います。検討段階の現在では、あまり詳細な情報もなく、雑駁な質問にはなりますが、生涯学習施設の現状についてお伺いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの生涯学習施設についてのご質問にお答えします。  初めに、1点目の検討委員会の進捗状況についてでありますが、昨年12月に副市長を総括とする庁内プロジェクトチームを立ち上げまして、ことし2月、5月と2回にわたり会議を開き、検討を進めているところでございます。会議においては、生涯学習施設の整備に関し、市民ニーズに応えるにはどのような施設概要であるべきなのか、今ある各種の文化施設の機能で何が足りていないのか、それを満たすためにはどうしたらよいのかなど、最初から生涯学習施設の建設ありきではなく、既存の公共施設や民間施設の活用による方策なども多角的に検討しているところでございます。今後も検討を重ね、年度末までにはある程度方向性をお示しできるよう進めてまいりたいと考えているところでございます。  次に、2点目の駅周辺への建設についてでありますが、検討の中でも確かに施設を建設する場合の候補地としては駅周辺がよいのではないかという意見も出されております。確かに図書館としての観点から見ると、電車通学をしている学生の利用などが想定され、駅周辺が好条件ではないのかとの考えもあろうかと思われますし、一方で公民館的な機能も持ち合わせた複合的な施設としての観点から見ますと、その適性は異なってくるのではないかとも思われます。また、さらに文化や芸術等に関連する施設については、建造物のみならず、落ちついていて緑、その他の自然の趣が感じられるたたずまいを大切にしていきたいとの思いもございます。それらのことを踏まえつつ、市民各層のご意見も伺ってまいりたいと思っているところでございます。  次に、3点目の民間開発やクラウドファンディングなど、あるいはPFIもございましたけれども、財源確保の手段に対する考えについてでございます。検討の結果、最終的に導き出された結論が新しい施設を建設するということであれば、その手法といたしましては議員の言われるとおり、民間の資金や能力を活用して建設管理等を行うPFI、その他の手法で財源を確保するという視点も当然持っておくべきと思っております。しかしながら、民間資金といってもそれらが民間の方々、出資する方々、そういう方々にとって魅力のある内容であってこそ民間資金は活用が得られるというのが現実でございましょうから、そのように考えますと胎内市の文化施設に、では民間資金を活用してということが現実可能性としてなかなか難しい部分もあろうかなと、クラウドファンディングに関しては特にそうなのではないかなと思っております。しかし、総論としてそれでも例えばPFIで物事をなし得るのであれば市の財政運営に当たっては好材料、安心材料にもなりますので、必ず検討の中には含めてまいりたいと思います。いずれにいたしましても、先ほど来申し上げました市民ニーズを的確に捉え、当該施設がどうあるべきなのかを見定めていくことが先決であろうと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  次に、4点目の複合的な施設についてでございますが、議員の言われるようなさまざまな機能を持たせた複合施設がよいのか、または図書館、公民館施設の機能をあわせ持った複合施設がよいのか、あるいはそれぞれ独立した形での施設がよいのかなどはそれぞれにメリット、デメリットがあろうと思います。まさに生涯学習施設的機能も含め、広く文化、芸術の施設ということでつくってしまうまでにさまざまなご意見を伺い、検討を深め、多少時間がかかったとしても後々つくってよかったというような施設になり、それが末永く市民の方々に愛用していただけるということを大切にしてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
    ○議長(森田幸衛君) 森本議員。               〔3番 森本将司君質問席〕 ◆3番(森本将司君) PFIの有用性みたいなものはお伺いできたのですけれども、国のリノベーション事業ですか、町なか再生というのは整備計画が必要なようなので、新発田市のお話を聞くとかなりハイレベルな、50%負担してくれるという補助金を活用したそうで、胎内市の場合だと40%ぐらいになるのではないかなという省庁の方のお話だったのですけれども、そういったものの活用、今の段階では本当に何も言えないと思うのですけれども、そういったものも検討をお願いできるのでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) どういった施設を市民の方々がお望みになるかということは、極めてご意見がいろいろ多様に出てくるのかなというふうに思いますけれども、できるだけ市の投じるお金が少なく済むようにというのは共通の異論のないところであろうと思いますので、議員の言われるように先ほどのPFI、その他もそうですし、イノベーションに係る補助金、その他の補助金等も最大限活用していければと、そのように思います。ただ、町なか再生といったところに当てはまるかどうかは、先ほどのところに関係しますけれども、いわゆる最近コンパクトシティーということで町なかに何かを持ってくる、新発田市さんなんかの場合はまさにそういったところであったわけですけれども、それらの要件、その要件に合致するから町なかがいいですねということだとちょっと本末転倒になってしまいかねない、市民が求める施設がどこにどのあたりに建設されるのが一番望ましいのか、もちろんとはいってもその財源も重要な要素ですから、折り合いをつけながらということになっていくのかなと考えます。よろしくお願いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 森本議員。               〔3番 森本将司君質問席〕 ◆3番(森本将司君) 本当にいろんな考え方があると思うのです。どこを利用するのかとか、空き店舗のお話もありましたけれども、市役所のそばの蔦屋書店なんかもがらっとあいて、あそこはどうなるかわかりませんが、あいた施設もあるわけで、さまざまなやり方で生涯学習センター、学習施設というのがつくれると思います。本当に市民がどういったものを求めているかというお話だと思うのですけれども、やはり市民の人に喜んで使っていただきたいとか、共生ですか、僕は共生と言いましたけれども、いろんな人が、ふだんかかわりのない人がかかわれるみたいな施設になればいいと思いますが、この前も福祉施設にちょっと行ったときに、今2階で障害者の人がマージャンをしているという話があって、それを広報に載せたらしいのですけれども、それを見て近くの人たちが、一般の健常者の方が来て、一緒にマージャンをして、日常会話をして、本当に狭い世界でしか生きていない人たちなのだけれども、全く別な人とお話をして認め合うことによって、また今度カラオケ行こうかとか、そういったものが生まれているみたいです。そういった理解を深めるということも心の豊かさとか、数字では見えないですけれども、つながるのかなと思います。僕なんかは学芸員資格取ったときに博物館だったりとか美術館だったりというのにお金をかけてつくる必要性があるのかというようなお話をいただいたことがあるのですけれども、やはりそういった情操教育であったりとか心の教育が市民生活であったり、豊かな生活であったりにつながるのかなと思いました。なので、今回具体的に情報はないのですけれども、僕が思った生涯学習施設というのについてお話しさせていただきました。検討委員会もあるようなので、いろいろ検討いただいて、本当に市民のためになる施設をぜひつくっていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○議長(森田幸衛君) 以上で森本将司議員の質問を終わります。  お諮りします。ここで、しばらく休憩したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議ないので、午後2時30分まで休憩いたします。               午後 2時18分  休 憩                                                          午後 2時30分  再 開 ○議長(森田幸衛君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 ○議長(森田幸衛君) 次に、佐藤陽志議員の質問を許可します。  佐藤議員。               〔5番 佐藤陽志君質問席〕 ◆5番(佐藤陽志君) それでは、議長に通告いたしました3点について質問させていただきます。  まずは、安全で安心なまちづくりについてお聞きします。先日新潟市西区において女児が殺害されるという大変痛ましい事件が発生しました。大変悔やまれる事件であり、二度と同じような事件を繰り返さないためにも、それぞれができることを行い、未然に防止することが必要と考えます。胎内市においても全体を見渡し、防犯体制の強化を図り、安全で安心なまちづくりに努めるべきと思いますが、これに対しての市長のお考えをお聞きします。胎内市では絶対に起こさないというところをお聞かせいただきたいと思います。  次に、若松町にある北公園についてお聞きします。地域に暮らす市民の方から当該公園には死角があるとの意見が寄せられました。この公園には、保護者が休めるあずま屋がありますが、公園中央に山があり、反対側を見通すことはできません。公園の北側にあります出入り口から外に出た場合、あずま屋からは全く確認することができません。死角をなくす、もしくはできるだけ見通しがきくようにするといった改善は検討できませんでしょうか。伺います。一方、この公園は緑が多く、舗装もされており、前述の山の起伏などはウオーキングなどにはよい面もあろうかと思います。しかし、市内外の公園を見ますと広い平らなスペースで子供たちや家族連れが自由に遊ぶ姿を見かけます。現在は立ち木や舗装により中央で分断されている状態ですが、平らなスペースを広げてはいかがでしょうか。お聞きします。また、そのような安全、そして公園の利用という視点での市内公園全般の点検、見直しを行ってはいかがでしょうか。伺います。  続いて、通学時の安全対策について伺います。最近の新聞記事をお手元にお配りしておりますので、ごらんください。先ほど八幡議員の質問の答弁にもありました。重なるところも多いかと思いますが、私からも質問させていただきます。新聞の記事では、下校時の見守りは時間が長く負担が多いと言われています。記事では、重大事件は午後の3時から6時に集中しているとあります。ただ、何もしないでいるわけにはいきませんので、登下校時に対する何かしらの安全対策が必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。市の見解を伺います。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの佐藤議員からの安全で安心なまちづくりについてのご質問にお答えいたしますが、私のほうからは1点目と2点目について答弁をさせていただき、その後に教育長から3点目について答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。  初めに、1点目の市全体としての防犯体制の強化についてということでございますが、当市の防犯体制といたしましては胎内市子どもを見守りタイと胎内市防犯組合連合会を中心として防犯活動が実施されております。その主な活動といたしましては、行政、学校、警察等との不審者情報の共有や防犯パトロール、各小中学校において児童生徒への防犯教室や防犯講話などを行っているところでございます。議員の言われる市全体としての防犯体制を強化することにつきましては、私自身もその必要性が高まってきていると感じております。そのために行政、学校、警察、地域等が情報共有し、連携して取り組む体制を構築するとともに、110番協力事業所やこども110番の家のさらなる周知を図るとともに、散歩をしながら、または買い物をしながら地域住民の方にパトロールをしていただく、ながらパトロールのようなものも推進しながら、地域全体で子供を守る意識を醸成する必要があると考えております。申すまでもなく、昨今のさまざまな犯罪に鑑みますと、殺伐とした社会風潮にあり、ふだんこれまで想定していない未曽有の犯罪が頻繁に起こっていると、どこまで備えればいいのかというのが極めて難しいという率直な思いもございますが、議員の言われるように胎内市においては何としても決してこういった事案が発生しないように、できる限りの尽力をしてまいりたいと考えているところでございます。  次に、2点目の北公園を改修し、死角をなくすことができないかということについてでございますが、まず公園内の死角となる丘を削ること、また歩道をなくし、平らなスペースを広げる等の改修工事は当然費用もかかってまいりますので、簡単にすぐ丘を壊してしまいましょうということにはならないのかなというふうに思います。そういった起伏がある、それからひなた、日陰のあることが公園の趣や楽しみの一つにもなっているということを考えますと、それらの折り合いをつけながら、しかし不安で心配のある箇所、それらをなくしていくという方策が求められるのだと思っております。住民の方から不安の声が寄せられていることも事実でございますので、今ほど申し上げたところに沿い、できる限り見通しをよくするための樹木を剪定するなどの対応を施すとともに、防犯に関する意識喚起の看板や防犯カメラ、センサーライトなどの設置も検討してまいりたいと考えております。また、これらにつきましては北公園以外の市が管理する公園についても同様の箇所がないかどうか点検を行い、その必要性を検討してまいりたいと思います。これらの公園の管理とあわせまして、子供のご家族だけでなく、地域全体として子供を見守る体制を整えることが大切になってこようと思っておりますので、物理的なアプローチと人的なアプローチと、それらをあわせながら安全、安心に資するよう努めなければいけないと考えるところでございます。ご理解を賜りますようよろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 小谷教育長。               〔教育長 小谷太一郎君登壇〕 ◎教育長(小谷太一郎君) 私のほうからは、3点目の通学時の安全対策についてお答えいたします。  議員が言われるように、小中学校では学年や曜日によって下校時間が異なるなどの理由により、児童生徒の安全を見守っていただくボランティアの方々の見守り時間が長く、負担が大きくなっておりますが、ボランティアの方々に見守りをしていただくことは下校時の子供の安全、安心のためには必要なものであると考えております。ボランティアの方々の負担を減らすための対応といたしまして、例えば中条小学校では事前に週の下校時間の予定表を見守りボランティアの方々に配布するなどの配慮をしております。今後は、各学校の実情を踏まえながら、見守りボランティアに加えまして、先ほど市長答弁にもありましたが、散歩をしながら、または買い物をしながら子供の安全を見守る、ながらパトロールなど、地域ぐるみで子供を見守る取り組みが充実するよう、地域の方々に働きかけてまいりたいと考えております。引き続き学校を始めとする関係機関と連携を図り、児童生徒の見守り体制の強化に努めていく所存でありますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤議員。               〔5番 佐藤陽志君質問席〕 ◆5番(佐藤陽志君) 散歩、買い物のながらパトロール、大変すばらしいアイデアだなというふうに思いました。ぜひ早目に取り組みをお願いしたいと思います。あと、新聞記事にもありますとおり、カメラ等の設置お聞きしようと思ったのですが、検討されているということで、ぜひ北公園以外もご検討いただければというふうに思います。  それでは、北公園に関してなのですが、私の目の高さぐらいにまで垂れ下がっている木の枝なんかもあります。平成28年には当市の中学校において木の枝が落下して、車が損傷しました。よその話を少しご紹介しますが、平成15年、青森県奥入瀬渓流石ケ戸にて落下した木の枝で、それが体に当たり、両下肢の機能を全廃する後遺障害を負った事故につき、国と青森県に1億8,974万円の賠償責任が認められた事件があります。北公園の木の枝等も見通しがきかない一つの要因になっていると思います。これまでの剪定、枝払いの状況、そして計画的に行われているのかどうか、その辺お聞きしたいと思います。 ○議長(森田幸衛君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(田中良幸君) 北公園につきましては、北公園のみならず、ほかにも公園はあるのですけれども、木の枝につきまして、剪定につきましては本格的にやったというところはないのですけれども、まず草取りのほうに重点を置いて今までやってきたところであります。市長の答弁にもありましたとおり、見通しをよくするためにも、まず今すぐできることとして剪定等を実施していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤議員。               〔5番 佐藤陽志君質問席〕 ◆5番(佐藤陽志君) お願いいたします。  私、一番下の子がまだ小学校4年生がいます。私がPTAにかかわっていたときに、安全看板の設置なんかをPTAの事業として行いました。現在たまにですが、胎内市においても不審者情報が出ます。新聞記事にあります安全マップのことについてお聞きしたいと思います。6月15日の新潟日報の記事の、6月14日に行われた講演会、私も行ってきました。胎内市からも先生方が何人か参加されていたかと思いますが、この先生がお話しされたのと同時に、今度マップづくりの講演会を行うというふうなことです。私がPTAのころ、マップづくりもやったことがあるのですが、各小学校、中学校は今そういったマップは全部そろっているものでしょうか。また、ブラッシュアップといいましょうか、定期的に更新がされるものなのかどうか、その辺お聞かせください。 ○議長(森田幸衛君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) 今ほどのご質問にお答えしたいと思います。  まず、安全マップの作成状況でございますが、小学校においてはPTA等で全ての学校で作成をされております。それから、毎年更新されているのかどうかということについては、更新されている学校もございますし、周知等についてどのようにされているかについては今後教育委員会のほうでも把握し、それについてはどういった取り組みが可能かどうかについて検討させていただきたいというふうに考えております。なお、中学校に関してはこちらもPTA等で作成しているところもございますし、それ以外の学校については今後の状況を踏まえまして確認をとってまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤議員。               〔5番 佐藤陽志君質問席〕 ◆5番(佐藤陽志君) 小宮先生の話、少しご紹介しますと、20年前にあった宮崎勤事件のことをお話しされていました。女の子とのファーストコンタクトは、陸橋の上なのです。彼は、単なるオタクではなくて知能犯であったというところから話が始まりました。海外の公園などでは、ある一定のスペースをフェンスで囲って、大人は子供を見るのではなくて、フェンスに背を向けて公園の外を見ているのです。そういうふうに海外では防犯体制が変わっているというか、先を行っているというようなお話、そんな話を専門家の立場で話をされてお聞きしました。来月、7月19日、この先生がマップづくりの講演会をなさいます。私も県のPTA連合会の顧問として勉強しに行く予定になっているのですが、ぜひ胎内市でつくられているマップが、先生方中心に保護者の方とつくられていると思うのですが、先生方はそういった話を聞いたり、ある程度知識を持っている先生方を中心になっているのか、そうでないならば一度こういった、胎内市でマップづくり講習会みたいなのを開いてはどうかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 小谷教育長。 ◎教育長(小谷太一郎君) 私どもの指導主事も小宮先生の講演会のほうに出席をしまして、子供たちを犯罪から守るためにできることというふうなことで、これまでの取り組みだけでは不十分であるというふうな報告をいただいています。今ほどマップづくりについてというふうなことで、実はコミュニティ・スクールの推進準備委員会、こういったところでもいわゆる熟議と称しまして、準備委員あるいは運営協議会委員、こういったところでも子供たちをどう守るかというふうなことの合意形成、そして自分たちに何ができるかというふうなことについて話し合ってみようと、こういうふうな動きも出てきております。したがいまして、すぐにマップづくりをやるかどうかにつきましては大変有効な手段であろうかと思いますので、ちょっと検討させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤議員。               〔5番 佐藤陽志君質問席〕 ◆5番(佐藤陽志君) ぜひご検討いただければと思います。先ほどお答えにもありましたとおり、つくってどう周知させていくかというところも含めて、ぜひ広めていっていただければと思っております。私も毎朝見守り、挨拶をやっておりますが、今後も続ける予定でおります。ぜひ皆様方もできる、ご自身のポジションで何かできることがあればお願いしたいなと思っております。  それでは、2点目の質問に移らさせていただきます。続きまして、子育て支援策について伺います。男性の育児参加が第2子以降の出生に影響を及ぼすということは広く認識され、私も何度か一般質問で取り上げさせていただきました。育児休業を取得しやすい環境があるということは、子育てに理解がある社会であり、大きな子育て支援であると考えます。まずはこれまでの数年間の男性職員の育児休業取得の状況を伺います。また、そのような結果となった理由をお聞かせください。  さらに、過去にいただいた答弁において、労働組合への働きかけを行うというものがありましたが、どのように働きかけを行い、どんなことが実施されたのかを伺います。  続きまして、子育て応援カードの進捗状況を伺います。現在まで胎内市の企業においては、どの程度の協力が得られる予定になっていますでしょうか。また、事業開始時点ではどの程度協力店がある予定かお伺いいたします。  続いて、ライフデザインについて伺います。これまでに児童生徒に対するライフデザイン教育や婚活プロジェクトなどでのライフデザイン講座などの実績があれば、また今後の計画などがあればお聞かせください。  続いて、あわせて病児、病後児保育事業及びなかよしクラブの実績もお聞かせください。  そして、この子育て支援の最後として、障害児を預かる放課後等デイサービスについて伺います。この事業は、今年度から利用する子供の障害の重さに応じて報酬が支払われる制度に変わりました。これを受けて、障害のある子供の放課後保障全国連絡会は障害が実際より軽く判定されているケースが相次いでいると指摘し、今年度収支が悪化した事業所の約2割は廃止される可能性もあるとの調査結果をまとめています。厚生労働省は実態を把握し、必要があれば市町村に再判定を促す方針とのことですが、胎内市のこれまでの対応とこれからについての考えをお伺いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの子育て支援策についてのご質問にお答えします。ごく一部教育長から後ほど答弁がございますけれども、それ以外私のほうから答弁をさせていただきます。  初めに、1点目の男性職員への育児休業の取得状況と、2点目のそのような取得状況に至った理由、そして労働組合への働きかけにつきましては関連がございますので、一括してお答えをいたします。まず、男性職員の育児休業の取得状況につきましては、平成28年に1人取得いたしましたが、その後は残念ながら取得の実績はございません。理由といたしましては、配偶者が育児休業を取得しているため、必要がなかったというような意見もあり、職員個々の事情によるものが大きかったのではないかと推察されるところでございます。  また、胎内市職員労働組合連合会への働きかけにつきましては、平成27年に連合会執行部に対しまして男性組合員への育児休業取得の呼びかけをお願いし、その後連合会におきましては集会などの機会を捉えて男性組合員に対する取得の呼びかけを行ったと聞いております。これまでのところ、結果として男性の育児休業取得者は1人にとどまっているわけでございますが、市といたしましては、子供が生まれる男性職員に対し、子育てに関する各種休暇制度や手続に関して直接説明する機会を設けてきておりまして、育児休業の取得には至らなかったものの、取得を検討した職員はおりましたし、妻の出産等に合わせて取得できる休暇や、妻の産前、産後に生まれてくる子、または小学校就学前の子の養育のために取得できる休暇につきましては、6割以上の男性職員が取得している状況でございます。今後も該当する職員に対しましては、子育てに関する各種休暇制度等について丁寧な説明をしながら、育児休業の取得につながるよう地道に働きかけなどを行い、その休暇が取得しやすい、活用される職場の風土をつくっていくことが肝要であろうと考える次第でございます。  次に、3点目の子育てカードの進捗状況についてでありますが、9月1日の事業開始に向け、現在協賛店の登録受け付け及びカード、パンフレット、協賛店へ配付するステッカーや立て札の発注に向けた準備を行っているところでございます。また、協賛店として登録をいただいている店舗数は、6月15日現在で34店舗あり、食品販売や飲食店関係が16店舗、家電や時計、眼鏡、靴などの販売店が7店舗、理容、美容関係が4店舗など、さまざまな業種の方から登録をいただいております。しかし、さらなるPRを行って、さらに拡充をしていくことができようかと思いますので、引き続き協力依頼を行ってまいりたいと思っております。  次に、4点目のライフデザイン教育、ライフデザイン講座の実施状況についてでありますが、私のほうからはライフデザイン講座の実施状況についてお答えしまして、先ほど申し上げましたとおり、ライフデザイン教育については教育長から答弁をさせていただきます。平成29年度のライフデザイン講座の実施状況につきましては、定住自立圏事業として6回実施し、胎内市からも延べ27人の方が参加をしております。内容といたしましては、出会いの場を提供する婚活イベントの前段として結婚、出産、育児を肯定的に捉えていただき、積極的な出会いを求める機運を醸成するために実施したものであり、受講者の方からは好評をいただいているところでございます。このほか、市独自の取り組みといたしまして、赤ちゃんふれあい教室を昨年8月に開催し、13人の中学生に参加してもらい、実際に赤ちゃんと触れ合ったり、お母さんから直接子育ての話を聞いたりすることによって生命のとうとさを学び、子育ての苦労や喜びを知り、親に感謝する情操を育むとともに、将来の子育てのイメージを多少なりとも抱いていただけたものと考えております。今年度におきましても昨年度に引き続き定住自立圏事業としてライフデザイン講座を8月、10月、11月の計3回開催することを予定しておりますし、赤ちゃんふれあい教室も8月に開催を予定しているところでございます。少子化対策を考えた場合にも若い人たちが結婚や子育てに肯定的に価値を見出し、そういった人生を歩んでもらえる一助になればと考え、取り組みを進めていきたいと考えるところでございます。  次に、5点目の病児、病後児保育事業、なかよしクラブの実績と放課後等デイサービスに関する市の考えについてでありますが、私のほうからは病児、病後児保育事業の実績と放課後等デイサービスについてお答えいたしまして、なかよしクラブの実績につきましては後ほど教育長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。初めに、病児、病後児保育事業の実績についてでありますが、昨年6月から事業を開始いたしました病児・病後児保育室、中条中央病院どんぐり園の平成29年度における実績につきましては、利用に当たり必要となる登録人数が132人、利用人数は42人で、延べ135回の利用でありました。最も多く利用いただいた年齢階層は、ゼロ歳児の延べ37回で、次に1歳児の29回であり、最も高い年齢階層については8歳児で延べ2回の利用でありました。なお、利用いただいた子供の病気の症状につきましては、それぞれの時期に流行したインフルエンザや流行性角結膜炎、いわゆるはやり目などの感染症のほか、風邪による利用が多くありました。  次に、放課後等デイサービスに関する市の考えについてでありますが、平成30年度の報酬改定の影響により、多くの事業所が減収に陥り、約2割が廃止の危機にあるとの報道がなされておりますが、当市の事業所につきましては昨年9月の開設以来、利用者も増えておりますことから、経営に関しては特に影響はないとの回答をいただいております。市といたしましては、サービスの整備により子育てしやすい社会へとつながることから、今後も事業所との連携を強化しながら、質、量ともに充実したサービスの基盤の確保に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 小谷教育長。               〔教育長 小谷太一郎君登壇〕 ◎教育長(小谷太一郎君) 私のほうからは、4点目のライフデザイン教育、ライフデザイン講座の実施状況についてのご質問のうち、ライフデザイン教育の実施状況についてと、5点目の病児、病後児保育事業、なかよしクラブの実績と放課後等デイサービスに関しての市の考えについてのご質問のうち、なかよしクラブの実績についてお答えいたします。  初めに、4点目のライフデザイン教育の実施状況についてでありますが、ライフデザイン教育として特化した事業は教育課程上に位置づけられておらず、実施してはおりません。しかし、仕事、家庭生活、育児等、自分のこれからの人生を具体的に考える教育は学校教育のさまざまな場面で行われております。例えばキャリア教育は、職場体験等を通して自分が将来つきたい仕事へのイメージを膨らませることができ、学びを深める過程で結婚、育児、人生の楽しみといったことについても具体的に考える契機となっております。さらに、小学校におけるふるさと体験学習は地域の方のさまざまな生き方に触れることで憧れを抱き、自分は将来どのような大人になり、どのような生活を送りたいかを具体的にイメージする機会となっております。また、家庭科においては家族や家庭、衣食住、消費や環境などについて生活の自立に必要な基礎的な理解を図ることを狙いとして、調理実習や裁縫の実習、保育体験等の実践的、体験的な活動を行い、自身の生活に生かそうとする意欲を醸成しています。学びを通じて、家庭生活への希望を高め、将来にわたって生活を工夫し、創造する資質、能力の育成を図っております。このように学校生活のさまざまな場面において、子供が将来に希望を持ち、自分のよさを実感し、自分らしい生き方を実現できるように教育活動を行っていくことがライフデザイン教育につながるものと考えております。  次に、5点目のなかよしクラブの実績についてでありますが、市内5カ所のなかよしクラブの通年利用登録者数は、平成28年度は287人、平成29年度は329人、平成30年度は6月1日現在349人であり、利用者数は年々増加しています。引き続き児童の安全に配慮し、適切な生活の場の提供に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤議員。               〔5番 佐藤陽志君質問席〕 ◆5番(佐藤陽志君) 平成27年にできた子ども・子育て支援事業計画から随分子育て支援に関しても前進したなというところを感じる部分もあります。病児、病後児保育、登録132人、利用も結構あるということですし、なかよしクラブも毎年利用者数が増えているということで、子育て支援に資するものとなっているなというふうに思っています。ただ、1つちょっと残念だなと思ったのが育児休業に関してです。ホームページで平成28年度の胎内市特定事業主行動計画の報告がありますが、29年度は間もなく出ますでしょうか。これまで実績が男性職員お一人ということであります。前も申し上げたかもしれませんが、なかなか市役所でできないのに民間企業ができるかどうか、よほど思い入れがあるか、大きい会社でないとなかなか広がっていかないのかなというふうに思っています。前も申し上げたかもしれませんが、ぜひお一人に顔を出すかどうかは別にして、こういう取り組みといいましょうか、胎内市ではありましたということを市報か何かでPRをしてもらいたいというふうに思いますし、ぜひお二人目、3人目の男性の方に続いてもらいたいなと思いますし、市からそういうPRを発信してもらいたいなと思いますが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 議員の言われるところに総論として異論はないわけでございます。せっかくある制度、そしてこの育児休業制度が関係する施策の内容として、実はやはり働き方改革であったり、それから男女共同参画であったり、そういうことがいろいろと関連づけられて、そして先ほど答弁のところにも触れさせていただきましたが、職場の環境や風土がそういった休暇を取得しやすいというふうになってこそ成果が実績としてあらわれてくるのだろうというふうに考えるところでございます。今1人でございますので、まだまだPRするには寂しい限りでございますから、そういったことと関連づけながら、こういった取り組み、数字だけが先行するのではなく、こういった今申し上げました働き方の改革や、それから男女共同参画やそれらとあわせて休暇制度について何らかのPR、働きかけ、それが必ずしも市報だけではないと思うのですけれども、いろんな企業の皆さんとも話し合いを進めたり、そういった発信に可能な部分で努めさせていただこうと思います。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤議員。               〔5番 佐藤陽志君質問席〕 ◆5番(佐藤陽志君) この子育て応援ブック「すくすく」、30年1月発行です。大変手にとりやすいサイズでいいのができたなというふうに思っています。これをいつどのタイミングで誰にお渡しするのか、このたび何部発行されているのかお聞かせください。 ○議長(森田幸衛君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(丹後幹彦君) お答えいたします。  今出ておりますこの「すくすく」に関しましては、平成30年1月に発行しておりまして、定期的にというわけではございませんが、今回発行されております冊子につきましては初めて企業のPRとかを盛り込んだ形にさせていただいておりまして、今までですと妊娠届ですとか出産された方が来られた際に窓口でお渡ししておりましたが、このたびの「すくすく」に関しましては全世帯に配布をしたところでございます。それで、今後また次にいつというのははっきり決まっておりませんが、新しい27年度から、先ほど議員さんおっしゃいました計画が32年度にまたに改められるということもございますので、その辺のタイミングをまた見ながら発行できればなというふうに考えております。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤議員。               〔5番 佐藤陽志君質問席〕 ◆5番(佐藤陽志君) それでは、引き続き子育て応援カード、現在34店舗ということですが、9月1日の開始に向けて広げていっていただければと思います。  それでは、3点目の質問に入らせていただきます。高齢者福祉について伺います。健康づくりや支え合いによる福祉の充実について伺います。平成29年4月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した日本の将来推計人口における出生、死亡推計結果によると、日本の将来の高齢者人口は団塊の世代が65歳以上になった平成27年においては3,387万人、団塊の世代が75歳以上になる平成37年には3,677万人に達すると推計されています。胎内市においては、平成27年に9,804人となっており、平成37年には1万200人に達すると推計されています。人口が減少する中でも高齢化率はますます高まると予想されています。その中で健康を維持していくということがとても大切になると考えます。そこで、健康寿命の増進についての市の考えを伺います。  また、その中の一点である介護予防・日常生活支援総合事業について伺います。以前にも質問させていただきましたが、1年経過した現在の実績はどうでしょうか。また、現在の課題や目標はいかがでしょうか。お聞かせください。  続きまして、地域支え合いのシステムの構築、人材の確保等について伺います。国は、重度な要介護状態となっても住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療、福祉、予防、住まい、生活支援が包括的に確保される体制の構築を目指し、新たな地域支援事業を創設しています。これを受けて、胎内市としても今後増大することが予測される医療、介護ニーズへの対応として、平成37年を目途に地域包括ケアシステム構築に向け準備を進めていることと思います。それについて市として現在の進捗状況をどのように見ているか伺います。  また、そのために市民協働の視点を大切にするとしていますが、こちらに関してはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。  また、地域支え合いサポーターや認知症サポーターの養成、そして連携及び市民主体の通いの場等が立ち上がっていますでしょうか。お聞きいたします。  続きまして、地域見守り、認知症対策についての現状を伺います。さきに行われた高齢者を対象としたアンケートでは、相談相手がいない人の割合が一般高齢者、総合事業対象者では3割を超えています。また、閉じこもりや鬱のリスクも確認されています。ひとり暮らし高齢者と高齢者のみの世帯が増加する中、孤独死などを予防するため、地域の見守りはますます重要となっております。一方、認知症については平成37年には認知症高齢者が全国で700万人に達すると推計される中、認知症施策推進総合戦略、新オレンジプランでは、これからは認知症の人を単に支えられる側と捉えるのではなく、認知症の人がよりよく生きていくことができる環境を整え、できる限り住みなれた地域のよい環境で自分らしく暮らし続ける社会の実現を目指しているとしています。これらについての胎内市の現状と取り組みを伺います。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの高齢者福祉についてのご質問にお答えします。  初めに、1点目の健康寿命の増進についてでありますが、市では高齢者が加齢によって要介護状態に移行することを予防し、健康的な生活ができるだけ長く続けられることが重要であると考えておりまして、現役世代からの疾病予防、健康づくりにつながる活動の推進とともに、介護予防についてもこれまで積極的な取り組みを進めてきたところでございます。平成29年度から開始した介護予防・日常生活支援総合事業におきましても運動、栄養、口腔機能の向上に特化したすこやか教室などを実施しており、健康寿命の延伸や生活機能の向上につながっているものと考えております。このサービスの実績につきましては、平成29年度には延べ96回の教室を開催し、実人数で113人が利用されましたが、利用者に対して行った調査では9割以上の方が生活機能の維持改善の効果が認められております。さらに、今年度からは高齢者の自宅に保健師や理学療法士が訪問して必要な相談、支援等を実施する訪問型により、その人の身体状況に合った個別性の高い支援を開始し、通いと訪問の両面から予防対策を実施しているところでございます。課題といたしましては、生活機能が低下している高齢者や閉じこもり等の何らかの支援を必要とする方の早期把握、そして速やかにその人の状態に応じた支援につなぐことができるよう、地域や関係機関との情報共有をより一層深める必要があると認識しております。それらの課題を解決しつつ、高齢者一人一人が生きがいを持って生活ができるようになることが目標であろうと認識しております。  次に、2点目の地域支え合いシステムの構築、人材確保等についてでありますが、まず地域包括ケアシステムは地域の皆様が主体となり、地域の特性に応じてつくり上げていくことが基本でございますので、そこが何よりも重要であると考える次第でございます。推進策といたしまして、当市では集会所や公会堂などの歩いて行ける場所で高齢者が交流を図る活動や買い物の支援などの生活サポートを行う組織の立ち上げ等を支援しているほか、社会福祉協議会では要援護高齢者や障害者などを支援する必要のある方に対して、その情報をマップ化するなどの取り組みを進めているところでございます。このような取り組みの中で積極的に支え合い活動を推進している地域においては、高齢者の移動の支援など、行政では対応困難なきめ細かな支え合いが実現しているところでございます。加えて、社会福祉協議会で共同実施しているボランティアスタンプ事業を活用して、支え合い活動の活性化を図る組織もあり、市、社協、地域の三位一体の形が構築されてきていることから、一定程度市民協働が実現されてきているものと感じております。  また、認知症サポーターの養成につきましては、地域包括支援センターにおいて認知症サポーター養成講座を平成21年度から地域、職場、学校など、さまざまな場所で実施し、これまでに延べ5,000人を超える市民が受講されています。一方、地域支え合いサポーターについては、平成28年度から養成に取り組み、約60人の方が課程を修了しております。受講者は、民生委員や介護予防リーダーなど、地域福祉に関心の高い市民の方々であり、受講して取得した知識を生かし、地域サロンの立ち上げに参画するなどの連携が図られております。しかしながら、地域支え合いサポーターの方はみずから地域の課題を見つけ、支援につなげることの難しさを感じているとの声も寄せられており、民生児童委員協議会やコミュニティソーシャルワーカー、認知症サポーターとの一層の連携に取り組んでいるところでございます。  そして、市民主体の通いの場の立ち上げにつきましては、昨年度までに15カ所の通いの場が立ち上がり、今年度は新たに5カ所の立ち上げが予定されております。住民主体の通いの場は、住民自身の積極的な参加と運営により行われており、意欲を持った地域の皆様とともに市民協働に取り組むことができていると考えています。今後も体操の指導や研修会等の開催を通じ、介護予防に資する通いの場を毎年5カ所ずつ増やしていくことを目標に取り組んでいきたいと考えているところでございます。  次に、3点目の地域見守り、認知症対策の現状についてでありますが、住みなれた地域で認知症の方が自分らしさを保ちながら安心して生活するためには、地域の方が認知症を正しく理解し、地域全体で認知症の方を見守り、支援する体制を整えることが急務であると考えております。これまで市の取り組みといたしましては、先ほども述べましたとおり、認知症について正しい理解をしていただくため、認知症サポーター養成講座を継続的に実施してきております。また、平成29年度には初の試みとして黒川地区で街あるき声かけ見守り模擬訓練を実施したところでありますが、この訓練は市や地域住民だけでなく、認知症疾患医療センターである黒川病院や介護保険事業所、警察署、消防署、地域包括支援センター等、多様な関係者の協力のもとで実施がなされ、顔の見える関係づくりや連携の重要性が認識される一方、声かけの難しさや実践での不安などの課題も見出せました。このような課題も踏まえながら、平成30年度は本郷、西条地区で引き続き訓練を実施する予定でございます。議員も言われるように、認知症の方々、その他の障害のある方々も含め、社会的包摂ということが言葉だけではなく、現実のものとなるよう、一人一人が安心して暮らせる胎内市を目指していかなければいけないと考えるところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤議員。               〔5番 佐藤陽志君質問席〕 ◆5番(佐藤陽志君) 街あるき声かけ見守り模擬訓練でしょうか、新しい取り組みもあって、大変すばらしく、またこれも市民協働なのだろうなというふうに思っております。私自身は、地域支え合いサポーターの講座にも参加させていただきましたが、皆さん本当に前向きにパワフルに取り組んでいらっしゃいます。ちょっとお聞きしたいのですが、今少し言及があったかもしれませんが、いろんな体験をすることによって健康になるということですが、要支援の方が総合事業の対象者になったり、そういう人がまた随分よくなって一般高齢者になったりとか、そういったこともあるのでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 福祉介護課長。 ◎福祉介護課長(須貝正則君) ただいまのご質問にお答えいたします。  総合事業の中には現行相当サービスであったり、そして市長が申し上げましたように基本的資質によってもう少しで要介護状態に移行するリスクの高い方を対象にしたすこやか教室などがございます。そこで、3カ月間の教室をやった中で機能が向上した人が2割を超え、そして維持の方がそれ以上で、あわせて維持、改善で92%の方がなっております。そうした方々は、教室を終了することによって地域で非常に元気で暮らしているという実態もございます。また、デイサービスの通いであるとか、ヘルパーの利用の中にも3カ月、6カ月間の中でケアプランの見直しを行うことによって、そう多くはございませんけれども、改善につながっている方もございます。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤議員。               〔5番 佐藤陽志君質問席〕 ◆5番(佐藤陽志君) 元気ふれあい広め隊とかすばらしい活動がいっぱいあると思います。今までの参加した人の人数とか満足度、そして隊員の意欲や達成感のアンケート結果ということでありますが、今あれば教えていただけますでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 健康づくり課長。 ◎健康づくり課長(木村律子君) 元気ふれあい広め隊については、健康づくりボランティアということで健康づくり課を中心に参加されている市民の皆様といろいろ市民協働の健康づくりの活動をしているわけですけれども、実際に元気ふれあい広め隊として登録されている方の人数ですが、体調を崩したり、出入りは自由な形になっていますので、百五十何人というような人数になっております。活動内容でしょうか。昨日も第1回目のTainai健康づくりフェア、健康づくりを多くの市民に広げていきたいという形のイベントなんかも一緒に企画、運営して実施してきましたし、また市民協働ということでウオーキングイベントなんかを考えていますし、あと通年でいろんな切り口で、その人がやりたいというような特技なども生かしたような切り口で市民との触れ合い、交流ができるような元気づくりプログラムというものをにこ楽・胎内とほっとHOT・中条を拠点に15のプログラムが活動をしております。詳しくはまた資料をお渡ししたいと思いますので、ほっとHOTのほうにお越しいただければと思いますが。  以上です。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤議員。               〔5番 佐藤陽志君質問席〕 ◆5番(佐藤陽志君) 済みません。では最後、市長に2つお聞きしたいと思います。  議会と市民の意見交換会がありました。額面どおりだとちょっと残念なのですが、例えば年4,000円のスポーツクラブたいないが高いというような意見を市のほうに相談したらしいのです。担当課に相談しても、スポーツクラブたいないに任せているので、そちらに相談してほしいと言われたということです。実際NPOのほうにも筋トレとか太極拳とかお願いしているというところもありますし、この方がどういうふうなことでそこを利用しているかわかりませんが、実際健康につながる活動はNPOはもちろん担当しているわけですけれども、行政サービスの一つなのかなというふうに思っています。どういう対応がよかったのか、ちょっと市長にお聞かせいただきたいのと、もう一つ、高齢者見守り等で、認知症の方もそうなのですが、社会的な役割を担って、自分が見てもらうだけではなくて、自分の社会的役割があって生きがいがあるということです。ただ、アンケートにあるとおり、あまり交流をしたくないという人も一定割合います。鬱の人もいるということですが、そういった方たちも巻き込んで、一緒に市をつくっていくべきではないかなと思います。その辺に関して市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) お答えいたします。  まず、1点目のスポーツクラブたいない、NPOの関係について、年間4,000円でしょうか、その部分についてお尋ね、ご意見等を承っている向きがあるようですけれども、基本的にその4,000円を払いっ放し、納めっ放しではなくて、それを払うことによっていろいろな施設、完全無料と言い切れるかどうかは別として、ほとんどそこに加盟することによって利用できるようになるのだと。これは、NPOのほうからも、それから今間もなく設立総会が開かれるNPOの母体となっている体育協会、その他からもお伝えをしているところでございますし、担当課である生涯学習課からもお伝えはしているところなのです。ただ、そういうお声を頂戴するということは、やはりまだこれから立ち上げということで周知不足も否めない部分があろうかと思いますので、またいろいろな機会を通じてよくよく理解をいただき、多くの方に参画いただいて楽しく充実したスポーツの活動をしていただけるよう努めさせていただこうと思います。間もなく今ほど申し上げましたとおり設立総会でございますので、そのあたりにも私も招待をいただいておりますので、またお伝えをさせていただこうと思います。  それから、2点目の高齢者の役割、それからなかなか参画を前向きに考えられない方々の参画、そしていろいろな方とのつながりについてでございますけれども、昨年の秋にいろいろな市民向けの講演会を開催したときにも出てきたのですけれども、湘南のほうにある有名な認知症のグループホーム、そこでは何とグループホームの職員の方ではなくて、認知症の方そのものが自分ができる部分について、例えばお客様が来てお茶を出されるとか、そんなことをされていると、それが日常的に行われていると。そういうことが議員の言われるように、生きがいや自分の存在確認であったり、つながりによって元気になられていると。まさに理想的な形なのではないかなということで、私自身とても勉強になったという、そういう記憶がございます。いかなる場面でそういうことを一般化できるのか、胎内市に根づかせることができるのか、大いに参考としながら、いろいろな施設の方々や関係各位とも認識を共有して、こちら側に障害者の方がいる、認知症の方がいるということではなくて、全部まさに、先ほど触れさせていただきました社会的包摂ということでしっかりと対応させていただこうと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤議員に申し上げます。発言時間の制限を超えていますので、質問を終了してください。 ◆5番(佐藤陽志君) 終わります。 ○議長(森田幸衛君) 以上で佐藤陽志議員の質問を終わります。 ○議長(森田幸衛君) 次に、羽田野孝子議員の質問を許可します。  羽田野議員。               〔2番 羽田野孝子君質問席〕 ◆2番(羽田野孝子君) 議長に通告しました3点について質問いたします。  1点目が胎内リゾート活性化10年の総括と今後の課題について、学びと安らぎの里づくりを中心にです。ことしの3月、朝日新聞の投書に山形県の中学生、15歳の男子生徒が寄せていました。僕の住む山形を代表するデパートの一つ、十字屋山形店が閉店した。イオンなどの大型スーパーに客が流出し、利用者が減少したことが要因だそうだ。チェーン店の進出で地域の店や文化が廃れてしまうのは悲しく、またそんな社会がつまらなく感じる。山形市内には至るところにチェーンのコンビニやスーパーができた。車で移動する人々が利用しやすいつくりだ。合理化という面では正しいかもしれないが、日本のあちこちでこのようなことが起きているのはつまらないと思う。僕は旅行が好きで、地方都市を訪れることもある。でも、どこに行ってもバイパス沿いにチェーン店が並び建ち、かつての商店街はシャッター街になっている。このままでは地域に根づいた店が衰退し、何の特徴もないまちが各地に生まれるのではないかと思う。地元を大事にしたいと考える人は、定期的に地元の店で買い物をして、チェーン店やネットショッピングに頼り過ぎない生活をすることが大切だと思うとありました。この年になって中学生に気づかされた思いでした。こうした視点は、観光振興にも共通するものだと思います。私は、29歳から中条町に住みましたので、働くのは中条町、子育てで遊びに行くのは黒川村でした。あのころはポニーがいて、自然と戯れたり、楽しかったのを覚えています。また、退職後は市民有志による胎内リゾート魅力探し、魅力づくりの活動にも参加してきました。特徴を生かした胎内リゾートであってほしいと願っております。  さて、ことしは胎内リゾート10年目の総括の年です。また、この先10年の計画づくりの年でもあります。計画の見直しに当たって、とりわけ魅力づくりについては市長の強調される市民協働がポイントの一つになると考えます。現在でもいろいろな場面でさまざまな団体や個人が胎内リゾート活性化を願って協働していると思いますが、さらに広げていく必要があります。そのためには、率直な情報提供が欠かせません。特に以前よりは減ってはいるものの、依然として財政補填が大きいだけに、胎内リゾート活性化関連事業の地域経済効果をこの機会に市民に明らかにするとともに、魅力づくりの現状と課題について率直に問題提起すべきだと思います。また、市の関係部署も多いだけに縦割りの仕事だけに終わらない推進体制の点検も不可欠だと思います。胎内リゾート活性化10年の評価と今後の計画について、地域経済効果、そして魅力づくりを中心に伺います。  1、胎内リゾート活性化関連事業の地域経済効果について。市は、赤字を抱えながらもこの事業を続ける理由として地域経済効果を挙げてきました。確かに人件費、市内企業などからの物品の仕入れ、地産地消など、かなりの地域経済効果があるものと推察されますが、その実態について示されることはありませんでした。しかし、市の財政が一層困難となる中でこの事業を市民協働の視点で推進するにはこうした実態を明らかにして、いま一層の協働を呼びかける必要があると思います。いかがでしょうか。  2、胎内リゾート活性化マスタープランのそれぞれのエリアや主要課題の魅力づくりと市民協働について。  ①、樽ケ橋エリアの魅力づくりの現状と課題について。  ア、駅長は決まっているけれども、市や財団など他部署がかかわっているため実態として無人駅と言われる現状と課題を中心に伺います。渡辺宏行議員の平成28年12月の質疑で、管理の一元化、情報の共有化について指摘していることですが、その後の改善状況、今後の課題について伺います。  イ、このエリアの中心となる樽ケ橋遊園が再整備で一新することはすばらしいと思います。関連して、オウムのピーちゃんにかわるメーンの動物を飼えないか伺います。  ウ、エリアとしての共通利用券や共通料金見直しについて。エリアの一体感を明確にするためにも、樽ケ橋エリアとしての共通券をつくれないでしょうか。樽ケ橋遊園、郷土文化伝習館、美術館、シンクルトン、クアハウスの共通券を例えば大人500円、子供250円、クアハウスは3割引きでどうでしょうか。クアハウス会員には個人会員、市民会員がいますが、子育て支援の観点から、子供料金を設けられないかとの要望があります。  ②、胎内平エリアの魅力づくりの現状と課題について。胎内エリアの基本コンセプトは、胎内学びと安らぎの里となっています。胎内平はきれいに整備され、ヤマボウシの花が咲き、散歩コースが設けられ、健康づくりにもすばらしい場所になっていますが、十分には観光に活用されているとは思えません。何回も出かけていますが、わずかの人にしか会いません。ロイヤル胎内パークホテルとの連携でもっと活用されないものかと感じます。草花菜の方たちは、グリーンハウスで一生懸命摘み草料理でもてなしておられました。  ア、このエリアの自然の魅力の中心である胎内平の現状と課題についてどう認識されているでしょうか。  イ、周辺の学習施設の魅力づくりの現状と課題についてはいかがでしょうか。  ウ、魅力づくりの観点からは業務委託の成果はいかがでしょうか。  エ、アウレッツ館が推進するグリーンツーリズムの現状と課題はいかがでしょうか。自然や農村の暮らしのよさを生かした滞在型観光はぜひ進めていただきたい。  オ、スキー場の多面的利用についての可能性について伺います。  カ、市の施設と株式会社胎内リゾートとの連携の現状と課題はいかがでしょうか。  ③、奥胎内エリアの魅力づくりの現状と課題について。  ア、ヒュッテ周辺の魅力づくりの現状と課題について。ヒュッテ周辺の散策コースづくりなどの取り組みは評価しますが、しかしまだまだ可能性は大きいと思います。どうお考えでしょうか。  イ、ヒュッテの活用、つり橋の復旧など、ダム完成後の新たな魅力づくりについて伺います。いかがでしょうか。  ④、食の魅力づくりの現状と課題について。食の魅力づくりにかかわる3つの課題について、現状と課題について伺います。  ア、農産加工、黒豚、ジャージー牛、特に民間委託の現状と効果、今後の課題について。観光には食の魅力は欠かせません。胎内市の特徴ある特産品が必要です。  イ、地産地消について。リップルやJA胎内市との連携などについて伺います。  ウ、新潟フルーツパークについて。フルーツパークの遊休地を市民に開放してはどうでしょうか。  3、推進体制。よい計画があって、各課の努力があって、観光協会やロイヤル胎内パークホテル、奥胎内ヒュッテ、フラワーパーク、昆虫の家、天文館、樽ケ橋遊園、クアハウス、美術館、郷土文化伝習館など、おのおのが頑張っているのに入り込み客数が増えないのはなぜか。  ①、総合力発揮のための市の推進体制について、市を挙げて取り組みが必要と思うが、いかに取り組まれるか伺います。  ②、各種委員会、特に実践担当者と公募委員から成る魅力向上委員会に期待しますが、その現状と役割発揮の課題は何か伺います。私も魅力向上委員会の主催する部会やワークショップに参加した経験がありますが、他課のことには口を出さない雰囲気がありました。この辺が最大の問題ではないでしょうか。  以上ですが、お願いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの羽田野議員からの胎内リゾート活性化10年の総括と今後の課題についてのご質問にお答えします。  初めに、1点目の胎内リゾート活性化関連事業による地域の経済効果についてでありますが、平成28年第2回定例会の丸山議員の一般質問にお答えいたしておりましたが、それを試算すること自体に1,000万円程度とも見込まれる多額の費用が必要となりますところから、現在のところは考えておりませんが、今後必ずしも高額でない手法等で費用対効果を検証できるようであればさせていただきたいというのが率直な認識でございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。  次に、2点目の胎内リゾート活性化マスタープランのそれぞれのエリアや主要課題の魅力づくりについてお答えします。まず、1点目の樽ケ橋エリアの魅力づくりの現状と課題における管理の一元化、情報の共有化につきましては、道の駅を構成する施設それぞれの設置目的が異なり、市役所の中での所管が複数の課にわたっておりますし、そのうち一部については指定管理者制度を導入している状況にございます。また、市以外にも一般財団法人越後胎内観音奉賛会などの主体がございますことから、一元化は難しい部分もあると考えますが、観光スポットとして部分的にせよ、魅力を高めるために有効な手法として考えられるものがあれば実施をしていきたいと思っております。また、情報の共有化につきましては、毎月第3水曜日に樽ケ橋エリア内の7施設の運営者会議を開催して情報の共有を図っているほか、回覧板を活用し、身近な施設情報の共有も図っているところでありますが、観光協会等とも情報共有をさらに緊密にしていきたいと思っております。情報を共有し、その先にしっかりと発信させていく道筋があってこそ共有が意味をなすと考えておりまして、今年度に入ってからなお一層観光協会のSNS等による情報発信についてお願いをさせていただいているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。  次に、樽ケ橋遊園のオウムにかわるメーンの動物の導入につきましては、オウム以外の動物がよいという意見もある一方、またオウムがよいという意見もありまして、ちょっと悩ましい部分ではございますが、皆様方の意見を聞きながら検討したいと思っているところでございます。なお、同園では触れ合い動物の充実を図るべく、昨年度フェレットを購入いたしましたが、これからも樽ケ橋遊園の魅力の充実を図るべく、さまざまな取り組みを考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、樽ケ橋エリアの共通利用券の設定や利用料金を見直す考えにつきましては、共通利用券については市と一部の施設を管理している指定管理者との間で販売収入の配分に課題があるため、現時点ではエリア内の全施設で導入することは難しいと考えておりますが、先ほどの一元的な利用やPR、それらを考えていくに当たっても市が直営している施設については樽ケ橋遊園の改修工事完了後のタイミングに合わせて設定できる、そして可能な範囲で指定管理を行っている施設その他についても検討、協議等はさせていただきたいと思うところでございます。また、樽ケ橋遊園の料金見直しにつきましても同時期に検討してまいりたいと考えているところでございます。その他クアハウス等、先ほど議員のほうからお話がありましたが、クアハウス等につきましては歳入歳出のアンバランスが非常に顕在化しているところでございますので、健全経営のためにどうあるべきか、むしろ課題としている側面がございますことをご理解賜りたいと思います。  次に、2つ目の胎内平エリアの魅力づくりの現状と課題についてでありますが、同エリアは現在ふるさと体験学習の自然散策やトレイルランニングコースとしての活用、昆虫の家応援隊スタッフによる昆虫説明看板を設置した散策コースの整備などを行っております。また、イベントでは毎年恒例となっている胎内星まつりやボランティアガイドによる胎内平散策ツアーなどを行っておりますが、ロイヤル胎内パークホテルを含む胎内平エリアの憩いの場としてのPRが足りていないかもしれませんので、今後は皆様に魅力的な場所として再認識していただいて、新たな集客ができるよう、さらなる情報の発信に努めていきたいと思います。  次に、学びと安らぎの里づくりの一翼を担う学習施設の魅力づくりの現状と課題につきましては、お勧め周遊モデルコースの提案や近隣市町村との連携による新潟市広域都市圏共通割引券の発行、SNSなどインターネットを活用した情報発信、先ほども申し上げた昆虫の家応援隊スタッフと連携した説明看板の設置などの取り組みを行っております。また、今年度についてはさまざまな著書でも有名な、解剖学者でもある養老孟司先生を講師に迎えた昆虫採集イベントなども開催する計画としております。総じて学習施設については、できるだけコストをかけずにソフト面を強化することを心がけておりますが、一方で認知度が薄れ、集客が伸び悩んでいることを踏まえ、胎内平一円を面的なつながりを持たせながらPRに努めていかなければならないと思っております。  次に、学習施設の魅力づくりの観点からの業務委託の成果ということにつきましては、民間ならではの柔軟性によるイベント企画運営を実施していること、一定の経費節減や効率化につながっていることが成果であると考えております。しかし、その一方では委託先の職員が固定しておらず、不定期に入れかわるなど、流動的な面もあるため、市職員を施設ごとに配置していたころと比べてどうしても専門性のレベルは低下してきておりまして、魅力の発信のインパクトが弱くなってきているのではないかとの懸念もありますので、必要に応じて再考すべきは再考していきたいと思っております。  次に、アウレッツ館が推進するグリーンツーリズムの現状と課題につきましては、市では平成19年度に胎内型ツーリズム推進協議会を設立し、小中学生を対象にした体験学習の受け入れを行ってまいりましたが、今後の受け入れを充実させるため、新たな体験メニューの開発、首都圏の学校による定期的な利用の拡大、宿泊体験の受け入れ農家の拡充などに取り組んでいかなければならないと思っております。また、当該施設が建築後約40年経過して老朽化が進み、維持修繕に要する経費も増加してきておりますことから、今後の施設運営そのものの是非について検討していかなければならない局面に入っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  次に、胎内スキー場の多面的利用の可能性についてでありますが、冬季以外のシーズンは胎内ロッジ側のスキー場ゲレンデの部分について、胎内パラグライダークラブに利用の承認をいたしておりますほか、ゲレンデを活用してのトレイルランニングやトレッキングなどでも胎内スキー場を利用できるよう再度検討し、多角的に検討してまいりたいと考えているところでございます。  次に、株式会社胎内リゾートとの連携の現状と課題につきましては、ご承知のとおり、胎内アウレッツ館ではロイヤル胎内パークホテルと連携を図り、団体利用者の共同受け入れを行っておりまして、その中で希望者に対して夕食、昼食の提供、会議室等の使用について相互に案内を行っております。その他周辺施設では、ロイヤル胎内パークホテルの利用者に対して入場料を割り引きしたり、お互いの施設のPRポスターをそれぞれ掲示したりするなどの連携を図っているほか、フラワーパークではロイヤル胎内パークホテルで開花情報や開園スケジュール情報の提供、天文館では夜間においてホテルに出向き、星空観望会などを行っております。しかしながら、連携を図り工夫をしているものの、それでも集客が伸び悩んでいることが課題となってきているのが実直な今の印象でございます。今後ロイヤル胎内パークホテルのロビーを活用したPR方法、例えばその月の星空の周知を行ったり、この地域でしか見られない昆虫を展示するなど、施設に人を呼び込む仕掛けをいろいろと行うことで相乗効果を生み出していくなど、訪れた方に新鮮な興味を抱いてもらえるよう取り組んでまいりたいと思っております。  次に、3つ目のヒュッテ周辺の魅力づくりの現状と課題についてと、ヒュッテの活用、つり橋の復旧やダム完成後の新たな魅力づくりにつきましては、一括してお答えをいたします。奥胎内エリアは、近年日本百名山や二百名山もある飯豊連峰の魅力の発信に努めたことや、奥胎内エリアが日本でも有数の野鳥の宝庫であるとの認識が高まったことのほか、新緑のブナ林散策、秋の紅葉スポット、そして奥胎内ヒュッテのプチリゾートホテルとしての価値が認められたことから、首都圏や新潟市近郊からのお客様が増加傾向となってきております。奥胎内ヒュッテの宿泊者につきましても豪雨の影響があった平成29年度を除いて年々増加傾向にあり、平成22年度612人に対し、平成28年度は1,247人と約2倍になってきております。今後奥胎内ダムが完成いたしますと、奥胎内ヒュッテに宿泊しておりました工事関係者が退去することになりますので、利用者ニーズを踏まえ、利用可能スペースの有効利用を考えてまいりたいと思います。  次に、奥胎内ヒュッテ上流部にあるつり橋の復旧につきましては、当市が所管しているわけではございませんので、関係機関と協議して復旧が可能なのか否かを結論づけてまいりたいと思っております。  次に、ダム完成後の魅力づくりにつきましては、奥胎内ヒュッテから先のダムにつながる橋について新たな集客につながるよう、県に通行できるように要望し、散策していただけるようにしたところでございまして、名山や野鳥の宝庫といった観光資源にダムの景観を加え、その魅力を発信していきたいと考えております。  次に、4つ目の食の魅力づくりの現状と課題に係る黒豚、ジャージー牛などの農産加工品についてでありますが、畜産物加工製品につきましては、民間委託後も製品の味や品質を維持することを心がけ、観光土産品や季節の贈答品などにご利用いただいており、胎内市の特産品として定着しているものと思っております。今後の課題といたしましては、これらの事業について民間事業者において自立して運営できるようさまざまな方策を探っていかなければなりませんし、黒豚については導入から年数がたち、血統が濃くなり、出生数も減少しておりますが、新たに黒豚を導入することも困難であるため、加工品の継続は極めて困難になりつつありますことを申し添えます。乳製品加工につきましては、現行の受託者と協議を行いつつ、他の事業者への移行も視野に入れて検討することを考えているところでございます。  次に、地産地消における胎内リゾートとリップルやJAとの連携につきましては、株式会社胎内リゾートではリップルやJAのみならず、やまぼうし生産組合や鼓岡地区の母ちゃんの会などからの仕入れをしており、訪れたお客様に地場産品を味わっていただけるよう心がけているとのことであります。そして、提供する食事にはできるだけ地場産の食材を使用しており、特に野菜類につきましては約9割を胎内産で賄っていると聞いておりまして、かなりの割合で地産地消が図られております。  次に、フルーツパークの遊休地活用につきましては、現在胎内高原ワインの原料となる加工用ブドウの栽培を中心に行っておりますが、同ワインがありがたいことに大変高く評価され、製造量が需要に対し不足している状況にあります。そのため、加工用ブドウの増産に向けて使用していない畑で適したところを選定し、植栽計画を立てていかなければならないとのことであり、ワイン製造を主眼として運営していくことを最優先にしていきたいと考えているところでございます。  次に、3点目の推進体制についてお答えいたします。まず、1点目の総合力発揮のための市のプロジェクトチームの課題につきましては、これまで魅力向上や発信という事柄と経営ということがきちんと結びつけられて議論がなされてこなかったため、さまざまな課題が生じてきているとの認識がございますので、2点目の各種委員会等とのかかわりとも関連しますが、一方で市民各層や関係機関からより多角的にご意見をいただき、その一方では午前中の天木議員にお答えした内容とも重なり合う部分がございますが、さまざまな計画やプロジェクト、会議が屋上屋の感もございましたので、各種委員会をできるだけ整理統合し、一元化して取り組んでいきたいとの思いでございます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 羽田野議員。               〔2番 羽田野孝子君質問席〕 ◆2番(羽田野孝子君) 前向きな回答をいただき、大変うれしく思いました。それでは、樽ケ橋エリアの道の駅の駅長は樽ケ橋の観光協会長さんですか、駅長さんになりますか。済みません。連携をしっかりやっていただければ成功だと思うのですけれども、まだ連携が十分なされているなと感じられないところがあります。1つには、橋の近くの草がよく刈られていなかったり、そんなところが目につきます。あと、冬の時期ですけれども、対策についてお伺いいたします。何か里山食堂も閉じられるのでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 私のほうからまず1点目についてご答弁させていただきます。  道の駅について、駅長は誰かといったことに関しましては、主体的に管理運営を行っているのが観光協会でございますから、ご指摘のとおりでございます。ただ、観光協会が主たる役割として何を果たしていくのか、そこが実は一番しっかりと定まっていない部分がございましたので、ここについて観光協会の主たる任務はいろいろな観光情報、地域の魅力、四季折々に発信していくことだというふうに明確にした上、それを観光協会に対して既に要望させていただいているところでございます。樽ケ橋エリアに限らず、胎内リゾート全般にかかわる部分についても情報を共有し、常に魅力的な新鮮な情報を発信していただけるよう努めているところでございます。  それから、さまざまな施設について冬期間の運用をどういうふうにするのか、除雪を行いつつも、一部については休館をせざるを得ない部分がございますけれども、担当課長のほうからそのあたりは若干の補足をさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(南波明君) 冬期間につきましては、どうしてもお客様が少なくなる、そういうこともございますので、費用対効果の関係で、今市長申しましたように、一部の施設では休んでおります。樽ケ橋遊園でも休んでいるところなのですが、雪の問題はありますが、スノーシューを使って樽ケ橋遊園を歩けないかとか、そういった検討はしたことがございますが、今のところなかなか実現に至っていないところではございますが、引き続きそういったところを検討したいというふうに考えてございます。 ○議長(森田幸衛君) 羽田野議員。               〔2番 羽田野孝子君質問席〕 ◆2番(羽田野孝子君) わかりました。胎内平エリアについてですけれども、星まつりはにぎわいますし、胎内高原マラソンも9月9日にやられるようですし、頑張ってらっしゃるところもありますけれども、市民のアイデアを募ってイベントを増やしていってほしいと思います。草花菜の皆さんは、5月の連休にカフェをしてやられたそうなのですけれども、客がここまで上がってきてくれなくて、昔はポニーがいてにぎわっていたのだけれども、本当にきれいに整理されていて、本当にすばらしいのです。だから、ヤギか羊を置けないかなとかとおっしゃっていましたので、お猿は来るでしょうと言いましたら、子供を乗っけたお猿は来るけれども、人の気配がすると逃げていってしまうとおっしゃっていました。あと、胎内平まで来るのにも中条駅からのれんす号を利用する手もありますが、のれんす号のチラシにはPRはありませんけれども、そういう利用については何か支障がありますでしょうか。伺います。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) お答えいたします。  今ほど胎内平についてはどのような活性化策があるのかと、イベント等のお話もありましたけれども、イベントをさらにどんどん、どんどん増やしていくといったところが果たして効果を生んでいけるのだろうかと、そのことでなくてもふだんから訪れてもらえるように、リゾート、樽ケ橋、それから胎内平と周遊していただけるような流れをつくることがむしろ大事ではないのかなと考えるところでございます。ヤギか羊というのは何かのときに連れてくるのか、あるいは飼っておくのかという難しさがありますけれども、そこは簡単にはいかないけれども、検討課題とさせていただこうかなと思っております。のれんす号については、非常に貴重なご提言というふうに承らせていただきたいと思います。7月21日に中条駅西口が開通のイベントを迎える、観光の玄関としても充実を期していく。2次交通の役割はますます大切になってきますので、土曜日、日曜日にのれんす号の運行を拡充できるかどうか、そういった視点で考えてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 羽田野議員。               〔2番 羽田野孝子君質問席〕 ◆2番(羽田野孝子君) 樽ケ橋遊園ですけれども、何か職員が随分忙しそうなのです。そして、大きな遊具は大変よかったのですけれども、例えばアルパカさんもあまりきれいでないのです。私たちボランティアに行っているので、きれいにしてあげたいなとか、そのようなことを思うのですけれども、専門家の方が、獣医さんとか、そういう方がいらっしゃらないし、もう少し余裕が持てる職場にならないのかなと、忙し過ぎるような気がいたしますが、いかがでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(南波明君) 天木議員の午前中の質問でも若干関連があったと思うのですが、ゆるゆる隊の皆様にもご協力いただいて、職員は確かに人数が少のうございます。それで、なかなか手が回らないというところもございまして、管理の面で皆様というか、ゆるゆる隊の皆様に協力していただくことによって少しでもそちらに力が向けられるのではないかというふうに考えてございますので、今後とも引き続きご協力をお願いしとうございます。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 担当課長からお願いいたしましたけれども、現状をしっかり確認して、お客様が魅力を感じてくださるように、どういった改善等が必要であるのか否か、改善が必要であるならばその対策を講じることをさせていただきますので、よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 羽田野議員。               〔2番 羽田野孝子君質問席〕 ◆2番(羽田野孝子君) 結局は胎内リゾートを愛する人が増えていけばいいのだと思うのです。木の好きな人は好きになるだろうし、鳥あるいは動物、昆虫、胎内川の魚であったり、草花であったり、登山であったり、スキーであったり、星空、バイクとか何しろ胎内リゾートが大好きという人を増やしていくことが一番大事なのではないか。そして、その人たちの声を聞く場が大事なのではないかなというふうに思います。この先10年の計画づくりには、熱意がある人と、あとつながり……それで市民との協働が本当に重要だと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。  次に、2番目の質問に移らせていただきます。子育てと両立できる職場環境についてです。共産党が全世帯に配布しました胎内市民アンケートの6月1日現在の集計結果では、回答総数が238件で、子育て支援については教育費軽減は37.7%の1位でしたが、子育てと両立できる職場環境をとの要望が48件で20.2%で2位でした。この項目に回答があった人の中では、33.7%で3人に1人の割合でした。さらに、20代から40代では52%、2人に1人の要望でした。子育て支援と両立するには勤務時間終了後は早く帰れる職場環境づくりが大切だと思いますけれども、改善にも向けて質問いたします。  1、記述回答でサービス業で土日の仕事があり、預けられる保育園が少ないことに困っていますと要望がありました。公立、私立別で土日、祝日利用できる園数と年間の利用率は何%ありましたか。  2、胎内市雇用促進協議会では、職場環境について取り上げられたことはありますか。  3、胎内市職員の帰りが遅くて困ると家族から聞きますけれども、実態把握と対策について伺います。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの子育てと両立できる職場環境についてのご質問にお答えします。  初めに、1点目の公立、私立別で土日、祝日利用できる園数と年間の利用率についてでございますが、平成26年度までは日曜日及び祝日に利用できる休日保育の実施園をあらかじめ定めて利用いただいておりましたが、平成27年度から開始となりました子ども・子育て新制度により、保育園や認定こども園の利用につきましては、保育の必要性の認定により利用できる時間が認定されております。なお、保護者や祖父母等の全員が家庭での保育が行えない場合、土日、祝日についても通常の保育の範囲として利用できることになります。しかし、保育の必要性の認定事由以外の冠婚葬祭やレジャー等の事由により家庭での保育が行えない場合は、職員体制が整った場合に別途利用料金をいただき預かり保育となりますことをまずはご理解いただきたいと思います。そこで、ご質問の土日、祝日に利用できる園の数についてでありますが、土曜日につきましては利用申し込みがある場合、公立園では中条すこやかこども園、日の出保育園、ふたば保育園が3園を合同して中条すこやかこども園で対応しているほか、築地保育園と黒川保育園でも対応しておりますので、合わせて3園となります。私立の私立園におきましては、5園全てで対応をいたしております。日曜日及び祝日につきましては、利用申し込みがある場合、公立園は5園を合同して中条すこやかこども園で対応しており、私立園におきましては5園全てで対応しております。また、年間の利用率についてでありますが、土曜日におきましては公立園、私立園ともほぼ毎週利用いただいておりまして、1回当たりの平均利用者数に対する在籍園児数の割合としましては、公立園では4.1%、私立園で8.3%となっております。日曜日及び祝日におきましては、同様に公立園で0.3%、私立園で0.6%となっております。なお、保育の必要性の認定事由以外の事由により土日、祝日に利用した方は、平成29年度はございませんでした。  次に、2点目の胎内市雇用促進協議会で職場環境について取り上げられたことがあるかとのご質問ですが、この協議会は市内企業での雇用の現状と見通し、安定とその促進について情報交換及び協議を行うことを目的としているため、これまで職場環境についてまで取り上げられたことはございませんでした。しかしながら、産休、育休の取得や労働時間と賃金の適正化など、職場環境の改善、充実を図ることは大切でございますことから、今後は積極的な働きかけを行い、市内事業所における若年層の就業定着などにつなげていきたいと考えるところでございます。  次に、3点目の胎内市職員の帰りが遅いと家族から聞かれることについての実態把握と対策についてのご質問にお答えします。まず、基本的に職員は正規の勤務時間内に業務が処理できるよう努めているわけでございますが、厳しい財政事情等による職員数の減少や、高度化、多様化する住民ニーズに対応した行政サービスの提供、季節繁忙期への対応等のために必要に応じて正規の勤務時間を超えて勤務を行っているのが現状でございます。所属長は、職員の業務量を把握する中で長時間の時間外勤務が継続して行われている場合に業務配分の見直しや臨時職員等の任用、人事異動による配置転換等を行うことで職員間、部署間の業務量の可能な範囲での均衡を図っております。しかしながら、部署ごとあるいは個人ごとの業務量の偏りや業務内容の軽重の度合いはなかなか把握できていないとの懸念もございますので、つぶさにより綿密に現状を把握していきたいと考えております。いずれにいたしましても、長時間労働や職場環境の悪化による強いストレスに起因したメンタルヘルスの不調を未然に防止することはこれまで以上に求められてきておりますことから、メンタルヘルスの研修を実施するとともに、職員のストレスの程度を把握し、職員自身のストレスへの気づきを促すこと等を目的としたストレスチェックを実施し、得られた分析結果を職場環境の改善に活用してきているところでございます。仕事と子育てが両立できる職場環境を整えていくことは、公務能率の向上、ひいては住民サービスの向上につながるものと考えるため、引き続き働きやすい職場づくりに取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 羽田野議員。               〔2番 羽田野孝子君質問席〕 ◆2番(羽田野孝子君) 土日も預けられる保育園を増やしてほしいというアンケートを寄せてくださった方にお話しすることができまして、詳しく伺ってみましたところ、ことしの2月に1歳の子供さんを日の出保育園で預かってくださることになりました。そして、日曜日もサービス業で預けなければいけないので、お願いしましたら、ここではしていないと言われて、市役所まで訪ねてまいりましたところ、こども園とふたば保育園で預かっているということで、前もってお願いしておいてこども園であったり、あるいはその日によってはふたば保育園だったりということで、ただ若いお母さんなのですけれども、布団を持っていかなければいけないとおっしゃっていまして、今までの間にふたば保育園がノロウイルスが流行しているからといって日の出保育園で見てもらったことがあるのですけれども、そのときは大変助かりました、布団は持っていかなくてもいいし、ふだん見てもらっている保育士さんに見てもらえるわけだし、ストレスがなくてよかったとおっしゃっていました。やはり子育て支援ということでふだん見てもらっている保育園で受けていただけないかお願いしたい、そういう体制をとっていただきたいと思います。  あと、働き方なのですけれども、県庁とか市の職員、あるいは教職員さん、民間企業の職員も正規の方は帰りが遅いと、それは前々から聞いていることなのですけれども、8時間働けば残業しなくて食べていける世の中になってほしいと思います。伺うと、いや、案外偉い人は先に帰ってしまうのだみたいなお話も伺っていますけれども、各課長さんは職員が何時まで残っているか十分把握していただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) それぞれについて補足の説明があれば、保育園、こども園関係、保育に関してはこども支援課長から、職場の残業等については総務課長から答弁をさせていただきます。私のほうからごく大まかなところだけお答え申し上げます。  日曜の保育に限らず、いろんな部分について子育て支援を充実していくと、できる限りそれに努めていくという基本的な考えは当然のことながら持っております。しかし、先ほど触れましたように、日曜日は公立で0.3%、私立で0.6%といったところの利用でございます。それを例えばいずれの場合も自分の子供さんが通っている園で必ず実施するということになると、それは体制整備として極めて困難になってくる、難しいということが率直にございます。ですから、ある程度はご理解、ご協力を保護者の方にも賜りながらということが求められるのだというふうにまずは思うところでございます。それでも柔軟に対応できるところは柔軟に対応させていただくということではないとなかなか立ち行かないのではないかなというのが率直なところでございます。よくよく市役所の内部でも、私ニーズと、それからウオンツといったところに違いがある、本当に何でも求めてかなえられるものと、それから真に必要なものをある程度は勘案していかなければいけないといったところがこの部分では象徴的に出ているのかなと考えている次第でございます。  いま一つ、偉い人が早く帰るということは後でお答えするとして、実は全てそのように整えて、全ての要求を全てかなえていくといったことになったときにそうすると、保育士等はふだんから帰りが遅目になっているのですけれども、土曜日、日曜日もオーバーワークになる懸念も一方ではあって、この2つの事柄は実は関係づけられる、そのバランスをとっていかなければいけないということをご理解賜りたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(丹後幹彦君) 私のほうから土日、祝日の保育の場所等を増やせるかということについてお答えいたします。  土曜保育につきましては、公立の中では実質3園で行っておりますが、先ほどパーセンテージで市長のほうが申し上げましたが、実際の29年度の実績を見ますと、開園数144、これは土曜保育です、それで人数が延べ人数で1,207名といったことになっております。それで、3園で実施して、1園当たりの平均が開園数がほぼ毎週ですので、48回前後です。1回の人数が……土曜日につきましては3園でほぼ平均して3カ所、48週、それから延べ人数で430名程度ということで、1回平均が8.4名ということになっております。日曜、祝日におきまして、ここが一番議員さんのおっしゃるところなのですが、日曜日の保育は平成29年度公立ではゼロでした。祝日保育につきましては、開園数が7日、延べ人数が14名、1回当たりの人数が2名ということで、先ほど市長が申し上げましたとおり、今現在こういった状況でございますので、今後この人数の推移を見ながら進めていきたいところがありますので、どうかご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(森田幸衛君) 総務課長。 ◎総務課長(田部雅之君) 羽田野議員の職員の帰りが遅いというところでは、時間外、最終退庁の実態把握というところでございます。これにつきまして、本庁、支所ということで各課担当職員が最終で消灯とか戸締まりとかも含めてチェックをしていただいた上で、職員通用口の警備員の横に各課ごとの最終退庁簿でお名前と退庁時間を書いて帰ってもらうという仕組みで各所属長については実態把握をしておりますし、当然時間外勤務命令ということで何時まで残業しますということで事前命令で所属長が時間外勤務についての決裁をするというところでの把握をしておりますし、総務課におきましては各課全体の実態把握ということで、各課ごとの最終退庁時間も私のほうで目を通させて、毎日日誌で目を通して確認をしております。その結果に基づきますと、時間外も27、28、29ということで、あくまでもこれは職員1人当たりの平均ではございますけれども、年々増えてきているという傾向が見られます。これについては、毎週木曜日、本庁につきましては定時退社のノー残業デーということでございますし、支所並びに上下水の庁舎につきましても水曜日をノー残業デーということでなるたけ時間外勤務をしないで家庭に戻っていろいろな家族サービスに努めてもらいたいみたいな取り組みをさせていただいていますし、勤務時間の時間外について取り扱い要綱というものを定めていまして、年間の目安として職員平均1人当たり30時間を目安としてお願いしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 羽田野議員に申し上げます。時間内に質問、答弁がおさまるようにお願いします。 ◆2番(羽田野孝子君) 最後の質問に移らせていただきます。中条駅西口周辺整備計画事業がまちづくりシナリオ賞受賞おめでとうございます。さて、6月4日に中条橋上駅舎及び東西自由通路を視察の際に、西口に駐車場がないということを知りました。現在東口の駐車場を利用していますが、周りが月極めが多くて、真ん中のほうだけ……満車で利用できないときがありますので、そういうときは慌てて図書館まで置きに行くのですけれども、列車に間に合わなくなるときがあります。今でさえも駐車場が足りないのに、西口に置いて、それから新潟へ行ってこれるような駐車場がないというのは大変困りますが、伺います。 ○議長(森田幸衛君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの中条駅西口の駐車場についてのご質問にお答えします。  中条駅の東口駅前駐車場は、自宅等からマイカーを利用して駅で電車に乗りかえて目的地まで移動する、いわゆるパーク・アンド・ライドで利用する方や、送迎での利用や乗車券等の購入目的での利用など、比較的短時間で利用する方などさまざまな利用目的を想定しているところでございます。現在の利用状況について調査した結果、工事関係車両の駐車や送迎利用が多くなっておりまして、西口が完成した後は工事関係車両が減り、駅の東西に利用者が分散することが考えられますことから、駐車場が一時的に混み合う状況は解消できるものとそもそも考えております。また、駅の東西双方には民間の駐車場が3カ所設置されておりますので、東口市営駐車場の月極め駐車枠を減らし、一般利用者の駐車枠を増やして満車状態となる時間が少なくなるよう検討をいたしております。以上のことから、西口が供用を開始いたしますと現在の駐車場の容量でも駅の利用には支障がないと思われるため、中条駅西口周辺整備事業におきましてはパーク・アンド・ライドに対応する駐車場は計画していないという、そういった内容でございます。一時利用の駐車場のみを計画しているものでございますので、これから先動静を見ながら支障がない限りはこのまま進み、何らかの支障があったときには民間駐車場の活用等、改善策を講じてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) 羽田野議員。               〔2番 羽田野孝子君質問席〕 ◆2番(羽田野孝子君) それでは、東口の駐車場を増やしていただけるということで……いや、東口に月極めを減らして一般に利用できることで増やせるということですよね。 ○議長(森田幸衛君) 羽田野議員に申し上げます。時間の制限を超えておりますので、質問を終了してください。 ◆2番(羽田野孝子君) これで終わります。ありがとうございました。
    ○議長(森田幸衛君) 以上で羽田野孝子議員の質問を終わります。  こども支援課長。 ◎こども支援課長(丹後幹彦君) 済みません。先ほど佐藤議員のほうから子育て応援ブック「すくすく」の発行部数というのを聞かれたかと思うのですけれども、私そのときお答えしていませんで。これ2,800冊発行させていただきました。それで、全世帯というのは、申しわけありません、対象世帯という意味でございまして、小学校、保育園、こども園を通して子育て支援を通して対象の子供さんのいる全世帯に配布をしているということでございます。 ○議長(森田幸衛君) これで本日の日程は全部終了しました。  なお、次の本会議は、あす午前10時から引き続き一般質問を行います。  本日はこれをもって散会いたします。  ご苦労さまでした。               午後 4時35分  散 会...